マネー研究所

もうかる家計のつくり方

家計変える「貧乏ショック」 お金ためた人に学ぶ 家計再生コンサルタント 横山光昭

2013/9/23

私の経験上、貯蓄できる人は(1)そもそも物欲や、お金のかかる夢があまりない(2)若いときにお金で失敗もしくは改心させられる出来事があった――のどちらかに当てはまることが多い気がします。今回ご紹介する会社員のMさん(28)は後者のタイプで、資格取得などの自己投資がかさんで170万円の借金を抱えてしまったことを猛省。「使い方を見直し、お金をためられるようになりたい」と5年前に相談に来ました。

Mさんが「自己投資貧乏」に陥った23歳のころの手取り月収は23万円ほどで、友人らと比べると高い方でした。「若いうちは貯蓄よりも将来に向けた自分磨きが大事」と考え、資格取得の講座や専門知識・教養を得るセミナーなどを手当たり次第に受講したそうです。

収入でまかなえない高額な受講料や教材の支払いはローンを組んだ結果、あっという間に借金が膨らみました。自力ではどうにもならず、両親に泣きついて返済してもらったのです。

当時のMさんの家計をみてみましょう。自己投資にあたる教育費は「親に迷惑もかけたので減らした」と言いますが、なお5万円と家賃(6万8000円)に次ぐ出費でした。まだ独身で若いとはいえ、月々の収支はトントンで貯蓄はゼロ。このままでは再び支払いで苦労する可能性もありました。

そこで自分磨きに充てている出費を「消費・浪費・投資」に分け、抜本的に見直すことにしました。この手法については2012年10月8日付「消費・浪費・投資の3分類でおカネはたまる」、今年1月14日付「消費・浪費・投資 分類誤るとお金はたまらない」などで紹介しているので、ご記憶の方も多いと思います。

まず必要性が薄く、無駄になっている「浪費」。「単に興味があって聞いてみたい」という程度で参加してきたセミナーはこれに当たると納得してもらい、やめることにしました。仕事に役立たなかったり、生活を豊かにするほどの内容ではなかったりした講座も同様に見直しました。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL