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相続トラブル百科

意外に短い「相続放棄」までの猶予期間 相続トラブル百科 実践編第59回

2013/7/19

 しかし、そうした借りた側の意見というものがあるのと同様に、貸した側の立場というものも存在しています。お金を貸した側からすると、はたして相続人が引き続き借金を返してくれることになるのか、それとも放棄してしまってぜんぜん返してくれないのか、早めに決めてもらわないとその後のめども立ちません。そうなると逆に、貸した側からはできるだけ短期間で決めてほしい、ということになりそうです。

 そうしたなかに設定されているのが、この相続放棄までの「3カ月」という期間であるということになります。それでは、借金を抱えている側、相続する側としては、この期間のうちに具体的にはどのようなことを決断していかなければならないのでしょうか。引き続き次回は、熟慮期間中に相続人側での判断が求められることなどについて触れていきたいと思います。

川原田慶太(かわらだ・けいた)
 1976年大阪生まれ。司法書士・宅地建物取引主任者。2001年3月、京都大学法学部卒。在学中に司法書士試験合格。02年10月、かわらだ司法書士事務所開設。05年5月、司法書士法人おおさか法務事務所代表社員就任。資産運用や資産相続などのセミナー講師を多数歴任。

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