マネー研究所

20代から始めるバラ色老後のデザイン術

生涯賃貸派は老後に覚悟を 追加で貯金2000万円 バラ色老後を実現する住宅購入術(3)

2014/6/17

■一人っ子なら親の家に転がり込むのも方法だが

あなたが一人っ子で親が持ち家を保有しているなら、「最後はそこに住む」という選択があります。しかし、相続評価が高い場合、相続税分を確保しなければ、その家はあなたのものになりません。

兄弟姉妹がいる場合、ひとりだけ家をもらうわけにはいかないので、相応の財産分与が必要です。実家は兄弟姉妹がすでに親と同居しており、そのまま相続するかもしれません。

さらに、自分が定年を迎えたので親の家に戻ろうとしても、両親が健在という可能性が高まっています。親の家があるから自分は賃貸派でOK、というのは安直な考えかもしれません。自分の条件を確認することが必要です。

今後も生涯賃貸派は増えていくと思われます。そのライフスタイルを年金生活でどう維持するかは大きなテーマです。準備が十分でないが老後も無理なく暮らしたいのであれば「定年後は狭い部屋、安い部屋を選んで移る」という方法が残されています。しかし、できれば諦めや妥協ではなく納得のうえ、老後の「ついのすみか」を確保したいものです。

山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ) 1972年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。AFP、1級DCプランナー、消費生活アドバイザー。企業年金研究所、FP総研を経て独立。商工会議所年金教育センター主任研究員、企業年金連合会調査役DC担当など歴任。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。論文「個人の老後資産形成を実現可能とするための、退職給付制度の視点からの検討と提言」にて、第5回FP学会賞優秀論文賞を受賞。近著に『お金の知恵は45歳までに身につけなさい』(青春出版社)。twitterでも2年以上にわたり毎日「FPお金の知恵」を配信するなど、若い世代のためのマネープランに関する啓発にも取り組んでいる(@yam_syun)。ホームページはhttp://financialwisdom.jp

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