マネー研究所

マネー達人への道

ためたいなら、ATMのそばに住め 第4回 新社会人のマネー心得

2014/4/17

■オススメは残高家計簿

「通帳の数だけ未来が広がる」と山田真哉さん

――記帳すると何がわかるんですか。

「家計簿には2種類あります。お金の入りと出をすべて記録する損益計算書型と、残高の推移だけを見る貸借対照表型です。要は残高が増えていけばいいわけですから、僕は貸借対照表型を使っています。ある月の残高が前の月に比べて減っているなら、その月は『支出が収入を上回った』ことを意味します。そのときに初めて保存していたレシートをひっくり返して、ああ、これが原因か、と反省すればいいわけです。残高家計簿をやる人にとっては、通帳が家計簿代わりになりますから、毎月なり毎週なり、定期的に記帳していくことが大切なんです」

――先ほど5口座持っているとおっしゃいましたが、そんなに管理できるのか自信がない人もいると思います。

「少なくとも生活費用、貯蓄用、投資用は分けた方がいいですね。投資用は株式投資に回すお金とか、習い事など自分への投資に回すお金を入れる口座です。投資用口座は余裕があると思ったときに、入金していけばいいと思います。英語を学ぶために食費を削るとか、株式投資のために電気代が払えないなどとなると、本末転倒ですから」

■デビットカード用、ネット通販用……

――マメな性格だと自信がある人なら……。

「理想は費目別に分けることですね。たとえば、飲み代用口座、結婚資金用口座、マイホーム用貯蓄口座、ネット通販用口座、デビットカード専用口座などの分類です。飲み代用口座には毎月1万円しか入れないようにして、その金額内でしか飲みにいかない。ネット通販用口座も毎月いくらと決めて入金し、ネット通販の代金はその口座から銀行振込で支払うようにすれば、残高以上に買ってしまうことはないでしょう。そういう習慣を身につけると、ためられる体質になりますよ」

――例えば山田さんは何用の口座をもっていますか。

「セブン銀行にも口座があるんですけど、これは土日引き出し用口座です。余裕があるときにちょこちょこ入金しているだけなので、残高は数万円程度。使うのは土日に家電量販店で買い物をするときですね。現金だと10%ポイント還元されますが、クレジットカードだと8%になってしまう。手元のキャッシュが足りないとき、セブンイレブンならどこにでもあるので、手数料無料で引き出せます」

――さすが、きめ細かく口座を分けているんですね。口座を分けると、給料が振り込まれる口座から、その他の口座に自由にお金を移動させることが必要になってきます。

「そのためには、できれば同じ銀行で口座を作った方が便利です。同じ銀行内だと振替手数料は無料ですから。でも最近は1行でいくつも新規口座を作るのが難しくなっているようです。その場合、ネットバンキングを使えば、月5回まで他行への振込手数料無料などのサービスがありますし、いざとなればATMで引き出して、別の銀行のATMにもっていけばいいですからね」

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