なぜか高所得貧乏…無駄な「こだわり出費」退治法家計再生コンサルタント 横山光昭

「人並み以上に収入があるからという思いもあって、いいもの志向が強すぎたようです。いまの満足も大事ですが、将来も安定した暮らしができる備えは欠かせませんから、家計改善で浮いたお金はありがたく大切に貯金していこうと思います」。着実に貯蓄できるお金が増えたことで、Kさんは高所得者らしい気持ちのゆとりが出てきたようです。

Kさん一家は食費や被服費、娯楽費などを中心に大幅なスリム化を果たしましたが、高所得でも貯蓄下手な原因は家庭によって様々です。ご主人の小遣いが非常に高いケースもありますし、奥さんの金遣いが荒いことをご主人が強く注意できないことが傷口を広げてしまうこともあります。昨年12月3日付「高所得者も注意 『投資貧乏』に陥らない条件」で触れたように、投資に消えていくお金も多いのです。

いずれにしても、「収入は人より多い」「それでもなぜかお金が残らない」という自覚がある方は、自分では妥当だと思っているお金の使い方が客観的にみてどうなのか、一度疑ってみる必要があるかもしれません。いまは不自由なく暮らせていても、将来の保障はないかもしれないのです。所得が高い人ほど、そういう事態に直面したときに耐えられるのか、普段から意識してほしいと思います。

横山光昭(よこやま・みつあき) 家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。お金の使い方そのものを改善する、独自の家計再生プログラムで、これまで6000人以上の赤字家計を再生。著書にシリーズ累計45万部『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『お金が貯まる人の思考法 年収の半分を3年で貯める「16.7の法則」』(講談社)などがある。
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