マイホーム 買った瞬間、価値ゼロへまっしぐら不動産コンサルタント・長嶋修

ところが、ついに国や業界は中古住宅市場の整備に本腰を入れ始めた。2002年に打ち出された中古住宅市場・リフォーム市場整備の方針が、ここに来てやっと具体化し始めたのだ。20年には、築年数が経過しても価値の落ちない住宅と、あいかわらず価値ゼロになる住宅とに大きく色分けされることになる。

現時点での中古住宅市場は、ロシアンルーレットのようなもの。全く問題のない建物も、買ってはいけない建物も築年数で一律の評価が行われている。あなたが今住んでいる、あるいはこれから買おうとしている住宅は今後、どちらに分類されるだろうか?

次回は住宅市場整備の具体策について説明する。

長嶋修(ながしま・おさむ) 1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社「さくら事務所(http://sakurajimusyo.com/)」を設立、現会長。「第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント」の第一人者。国土交通省・経済産業省などの委員を歴任し、2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度を整えるため、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(http://www.jshi.org/)を設立し、初代理事長に就任。『マイホームはこうして選びなさい』(ダイヤモンド社)『「マイホームの常識」にだまされるな!』(朝日新聞出版)など、著書多数。
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