女子の投資は恋愛に似ている(木村美紀)

東京大学大学院を修了し、薬学の博士号を持つタレントの木村美紀氏は、学生時代から趣味として投資を続けている。いまは明治大学理工学部で講師を務める彼女には、若い女性ならではのポリシーがあった。

■女子会で投資情報交換

女性の社会進出が進んで、女性が自分で資産を運用することが大事になってくると思います。同世代の女友達にも、投資に関心を持つ子が増えています。よく「始めてみたい」と相談を受けますし、女子会で投資の情報交換をすることもありますよ。いまやインターネットで1万円からでも始められます。お洋服を買うのと同じように、ちょっとしたお買い物として投資ができる時代です。スマートフォン(スマホ)やタブレットで簡単に取引ができるので、ほとんどアプリをいじるような感覚です。

木村美紀(きむら・みき)氏 1985年、東京都生まれ。2013年、東京大学大学院博士課程修了。同年から明治大学理工学部応用化学科講師。テレビ出演やドラマ監修、書籍の執筆も手掛ける。

トレンドに敏感な女性ならではの視点も、市場では生きてくるんじゃないでしょうか。スマホでみんながやっているゲームとか、花粉をカットしてくれるメガネとか、女子の間で話題になっているものに、銘柄選びのヒントが隠れています。そういう「これ、絶対ヒットする!」という感覚を大事にしています。ファッション誌も情報の宝庫ですよ。美容・健康分野の流行がよく分かります。

■感情の波を読み「告白」

投資って、恋愛と同じだと思うんです。私は日本株に投資をしてきましたが、選ぶのは、商品やサービスが自分の生活に直接関わっていて、応援したい企業です。そうやって投資先を選ぶのは、「この人大好き」って思うときに似ています。人を好きになったら、自分のことよりも相手の気持ちを一番に考えますよね。そうやって、感情の波を察知するようにチャートやトレンドを分析するんです。「この人で間違いない」と思えたら、告白するような気持ちで「購入」ボタンをクリックします。利益が出れば告白が成功して幸せ、損失が出れば振られて残念、というわけです。分散投資をすると恋多き女みたいになってしまいますが、それぞれへの愛はすごく深いですよ(笑)。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし