「入院1万円保障」にだまされるな保険コンサルタント 後田亨

保険の仕事を始めて16年になりますが、お客様から「保険ってわかりやすいですね!」と言われたことは一度もありません。反対に「保険は難しくて……」という言葉は、聞き飽きた感があります。

一般の方にとって、保険は「どこから考えたらいいのかわからない」状況が続いているのだと思います。

では、どうするか? あらゆる情報をいったん捨てたらいいと思います。その上で「素朴な自問自答」を繰り返してみるのです。

具体的には、こんな感じです。

――入院1日目から500円(!)の保険金が支払われる保険があったら入りたいか?

「そんな保険、入っても仕方がない」

――「がん」にかかった場合、「治療支援金」として3000円が支払われる「がん保険」は?

「金一封で3000円では気休めにもならない」

――では、向こう10年間、万が一の際に1000万円が支払われる保険ならどうだ?

「1000万円というお金は、あると助かる」

――でも、その保険が1000万円で売られていたら入りたいか? 999万9999円ではどうだ?

「冗談じゃない。10年間で1000万円支払うとなると、毎月の負担は8万円を超える。そんなに払えない」

――では、毎月2000円だったら?

「子供も小さいし、それくらいなら入っておきたい」

……以上、「なぜ多くの人が保険に入っているのだろう?」と考えて、浮かんできたやり取りです。

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