マネー研究所

もうかる家計のつくり方

消費・浪費・投資 分類誤るとお金はたまらない 家計再生コンサルタント 横山光昭

2013/1/14

大阪府にお住まいの、パート勤めの主婦Kさん(37)は会社員の夫(39)と小学2年生のお子さんがいる3人家族。日ごろから家計をうまくやりくりしたいと考えており、私が昨年10月8日のこのコラム「消費・浪費・投資の3分類でおカネはたまる」でもご紹介した「家計三分法」を実践していました。

ご存じない方のために、家計三分法についてもう一度おさらいしましょう。ここでいう「消費」とは日々の食料品や日用品、水道光熱費など生活するのに必要なモノの購入や使用料などととらえてください。「浪費」は言葉の通り無駄遣いで、刹那的な使い方や衝動買い、ギャンブルなどです。「投資」はいわゆる金融商品への投資ではなく、本を読むとか何かを学ぶといった将来の自分への自己投資などを指します。貯金も投資に含みます。支出を「消費・浪費・投資」に分類して把握することで、自分自身で金銭感覚を養い、価値観を形成する一助にする方法です。

3つのモノサシで支出を分けているKさんですが「依然として消費が多く、どうにも減りません。これでは家計はカツカツのまま。やり方が悪いのでしょうか?」と私のところに相談に来たのです。家計簿を見せてもらうと、確かに消費に分類された支出が90%ほどを占めていました。それ以外の浪費もほとんどなく、投資もごくわずかでした。

実は私がお勧めするこの家計管理術が広く知れ渡るにつれ、Kさんのような悩みを抱える方が増えてきているのです。原因として「見せかけのモノサシ(家計三分法)」を使っていることが挙げられます。

見せかけのモノサシとは、例えば「これは消費!」と思って購入したものが実は役に立たなかったり、しばらく使ったけどすぐ壊れてしまったりと、実際は「消費」ではなかった場合のことをいいます。つまり「安物買いの銭失い」と言っていいでしょう。モノサシをせっかく使っているのに、お金を払うときにその意味をあまり考えず、分類だけに頼ると家計三分法もうまく効果を発揮しません。結果として「浪費」をしていることになるのです。

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