家計管理、やる気のブレ無くし黒字転換へ家計再生コンサルタント 横山光昭

まだ若いご夫婦ですから、様々な局面で自分の思うようにお金を使いたいという気持ちはあって当然です。しかし、家庭を持って、お子さんもいて、自分たちがうらやましく思う人たちとは違う幸せを手に入れています。ですから、他人をうらやましく感じ、同じことをしたいと思ったら、まずご夫婦間で話し合ってみることを約束してもらいました。その上でどうしても欲しいものがあれば、やりくりしてそれを購入するために目的貯金をする。子どものためのお金を貯めたいのであれば、いくらたまっているかを夫婦で通帳を確認して目標を共有する。もちろん、家計簿は夫婦で把握し、夫婦の一方がお金を使いたいと思ったときは、もう一方と話し合い制止役になる、というW家のルールを作り、互いの「欲」をコントロールすることにしました。

これらの実践で、これまでは不安定な気持ちに年に2度ほどなっていたようですが、今では大きな落ち込みや逆に張り切りは少なくなり、一年を通して安定してきています。ポイントは、気持ちが緩みにくくなる工夫をすることなのです。

1年の12カ月のうち、3~4カ月間はしっかり家計管理ができたとしても、残りの月には出費が大きく膨らむと、総計すると年間の収支は赤字になるのです。

年間収支の黒字化に向けてアドバイスしたのは、家計管理に関して過度に張り切ることをやめることでした。その結果、過度な落ち込みも起きません。簡単なことではありませんが、家計管理についてモチベーションの管理ができるようになることが、必要な貯金力の1つだといえるのです。家計管理はモチベーション管理といっても過言ではないのです。

横山光昭(よこやま・みつあき) 家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。お金の使い方そのものを改善する、独自の家計再生プログラムで、これまで5400人以上の赤字家計を再生。著書にシリーズ累計38万部『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『お金が貯まる人の思考法 年収の半分を3年で貯める「16.7の法則」』(講談社)などがある。
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