2013/12/30

日本の歩き方

市町村別の合計特殊出生率は九州・沖縄が上位を独占
順位自治体合計特殊出生率
1鹿児島県伊仙町2.42
2鹿児島県天城町2.18
2鹿児島県徳之島町2.18
4鹿児島県和泊町2.15
5長崎県壱岐市2.09
6沖縄県南大東村2.06
7鹿児島県長島町2.05
8熊本県山江村2.03
9沖縄県宮古島市2.02
9鹿児島県屋久島町2.02

注:厚生労働省調べ、2003~07年の平均

もっとも、子だくさんは都市部だけの話ではない。離島や山間部も出生率が高い点を見逃してはならない。

1人の女性が生涯に産むとされる子供の数を示す合計特殊出生率。市町村別にみると、03~07年に全国で最も高かったのは鹿児島県・徳之島にある伊仙町(2.42)。伊仙町保健福祉課の美延治郷課長補佐は「徳之島には『子は宝』という格言がある。この文化が子育てに対する安心感を生み出している」と胸を張る。

2位には同じ徳之島の天城町と徳之島町が2.18で並んだ。4位は鹿児島県・沖永良部島にある和泊町(2.15)、5位は長崎県壱岐市(2.09)と離島が続いた。上位30位までを九州と沖縄の自治体が独占し、その多くは離島や山間部だ。

離島には地域ぐるみで子育てする文化が残っている(8月、鹿児島県瀬戸内町の加計呂麻島)

こうした地域は一般的に日常の買い物や学校など暮らすのに不便な点が多い。だが熊本県南部の山間部にあり、合計特殊出生率が全国8位となった山江村の横谷巡村長は「子育てなどで互いに助け合う精神が残っている」と話す。「その点が安心感を呼び、村の人口も増え始めた」。地域全体が「保育園」の役割を果たしているというわけだ。

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