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日本の歩き方

九州は子だくさん地域 島が世話、沖縄特有の歴史も

2013/12/30

九州・沖縄は国内でも有数の大家族地域として知られる。総務省の人口推計をもとに2012年の人口構成をみると、14歳以下の子供の比率は13.95%と全国8地域でトップ。都道府県別でも1位の沖縄のほか、佐賀(3位)、宮崎(5位)、熊本(6位)、鹿児島(9位)、福岡(10位)とベスト10に6県がランクイン。温暖な気候や風土、おおらかな人柄など地域特有の事情が家族構成に影響を与えるのだろうか。実情をデータをもとに分析してみた。

東京からは遠く離れた九州。だが、7県の合計人口は約1400万人と、日本全体の10%強を占める。中でも福岡県には約508万人と8県の4割弱が暮らしている。福岡市の中心部、天神地区などには地元以外に九州各地から若い家族連れが買い物などに集まってくる。

そこで要因としてまず、福岡市を中心とした「福岡都市圏」で若い家族層が多いことが考えられる。

子供が多い福岡市では育児交流イベントが盛んだ(今年8月、育児情報誌「リトル・ママ」が開いたイベント)

厚生労働省の12年の人口動態統計によると、福岡市の人口1000人当たりの出生数は9.7人と全国平均の8.2人を大きく上回った。「進学や就職で若者が九州各県から流入してくる傾向があり、そのまま家庭を持って定住するケースも多い」(福岡市こども部総務企画課の重松克利課長)

福岡市中央区に住む会社員、東谷正文さん(34)は2児の父親。東谷さんは「福岡は商業施設が多いうえ、街全体がコンパクトにまとまっているので子供用品の買い物がしやすい。子供の遊び場も充実しており、安心して子育てできる」と、暮らしやすさ、子育て環境の良さを実感する。

福岡市の周辺都市も子供が多い。10年の国勢調査によると、14歳以下の人口比率は福岡市のベッドタウンである春日市(16.6%)や大野城市(16.2%)が全国平均(13.2%)を大きく上回った。福岡市の“吸引力”が周囲にも波及し、福岡全体の活力向上をもたらしているのは間違いなさそうだ。

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