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町工場がツアーの目玉に 神社仏閣に劣らぬ魅力

2013/5/11

最近、町工場や商店街などを巡る地域密着型ツアーが人気を集めていると聞いた。京都や奈良のように著名な観光名所はない。旅行客はどんな魅力を感じ、受け入れる地元はどのように取り組んだのかを調べた。
社員旅行で東大阪の中小企業「上田工房吉田製作所」を訪れ、銅鏡磨きを体験する人たち

ものづくりの街、大阪府東大阪市を訪ねた。金属加工の上田工房吉田製作所で、20~30歳代の男女20人ほどが銅鏡磨きの作業に見入っていた。

茨城県にある携帯電話販売会社の社員旅行のグループで「日本のものづくりの文化に触れたかった」(幹事の男性)という。鏡磨きも体験し、満足した様子だ。上田工房吉田製作所の吉田忠弘代表は「来場者がケガをしないよう安全に気を使う」と話す。受け入れ企業の努力あってのツアーだ。

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東大阪が観光地になりえるのだろうか。町工場ツアーの受け入れ窓口である大阪モノづくり観光推進協会(東大阪市)に聞いた。「観光客? 来ますよ。昨年度は6千人ほどで、今年度は7千~8千人になるでしょう」と足立克己専務理事。

市内には約6千の中小製造業の会社が集積し、歯ブラシや新幹線の部品などさまざまな分野を手掛ける。高い技術力を実感できるのが工場見学の魅力だ。

旅行客の9割は全国から来る修学旅行生だ。ツアーが始まった2009年度は800人程度だったが、教員間の口コミで評価が高まり、徐々に増えている。2年先の予約も続々と入り、足立専務理事は「数年後は年2万人に膨らむ」とみる。

ツアーを企画する旅行会社にも話を聞いた。

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