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地下街に対抗? 大阪にアーケード商店街なぜ多い

2013/4/7

大阪市内には心斎橋筋や天神橋筋などアーケードのある商店街が多いようだ。特に道路をすっぽり覆うタイプが目立つ。背景には商店街の発展の歴史と密接な関係があることが分かった。

■アーケード設置率、大阪市内は45%も

中小企業庁の調査によると、アーケードがある商店街の割合は近畿地方が34%。四国の42%に次いで高い。3番目に高いのは中国で29%だった。設置率には「西高東低」の傾向がある。

大阪市の2007年の調査によると、市内の設置率は45%になる。このうち40%が道路全面を覆うタイプだった。

「生い立ち」を聞こうと、大阪府商店街振興組合連合会(大振連)の村井康夫副理事長を訪ねた。

「戦後間もない頃の商店は、店先に日光を遮る布をかけていました」。起源は日差しから商品を守る日よけにあったようだ。最初は軒先だけだったのが、徐々に大きくなり、道路の全面を覆うほろに転じていった。

しかし布製の日よけは強度が足らない。冬には雪の重さで崩れる事故も起きた。そこで火災や倒壊を防ごうと、旧建設省は1955年に「アーケード設置基準」を制定した。道路全面を覆う場合、設置できる道を幅が4メートル以上、8メートル以下に制限した。

■昔ながらの狭い道も奏功

東京では関東大震災や戦災からの復興に際し、道幅が広くとられた地域が多かった。一方、大阪市内は昔ながらの狭い道が多く残り、この基準に合う商店街が多かった。

さらに62年公布の商店街振興組合法が設置を後押しする。組合をつくれば助成が受けられるため「競い合うように組合の結成が相次いだ」(天神橋三丁目商店街振興組合の土居年樹理事長)という。

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