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定住するインド人、神戸になぜ多い

2011/8/11

「神戸の北野坂周辺ってインド料理店や食材を扱う店が多いよね」「大阪・船場界隈(かいわい)でもインドの人をよく見かけるよ」――。こんな声を聞いて、実際に街を訪ねてみると、確かにそう感じる。なぜ、これだけ多くのインド人が生活しているのだろうか。その理由について探ってみた。

インド人の買い物客らと話す「インド・バザール」のオーナー、バーンさん(右端)=神戸市中央区

神戸市中央区のJR三ノ宮駅周辺を歩くと、インド料理店が目立つ。北野坂を上り15分、「インド・バザール」には現地輸入のスパイスが並ぶ。4年前に店を開いたオーナーの男性、ラリット・バーンさん(59)は神戸暮らしは「ベリー・カンファタブル(とても快適だ)」と明るい。

買い物客の女性が流ちょうな日本語で話しかけてきた。「この前、(東日本大震災の)被災者支援のチャリティーバザーを近くで開いたんですよ」。ジェイシュリ・ジャベリさん(57)は神戸に来て50年以上になる。近くで真珠商を営んでいるという。

在日インド人社会に詳しい神戸大大学院の沢宗則准教授が神戸とインドとの関わりの歴史をひもといてくれた。

開国後、貿易港として栄えた神戸と横浜にはインド商人が多く居住するようになる。1923年の関東大震災で、被災した横浜のインド商人が神戸に移っていった。「横浜と神戸にわかれていた在日インド人社会が神戸への一極集中になった」という。

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