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関西では常識「緑のおはぎ」の不思議 三色おはぎに「ごま」がない

2012/4/7

お彼岸に大阪・梅田のデパ地下を歩いていたら、複数の和菓子店で緑色の「青のりおはぎ」を見つけて驚いた。あんこ、きなことセットで「三色おはぎ」とある。関東ではごまを使ったものが一般的で、青のりは見たことがない。青のりおはぎはどのようにして生まれたのか。

■「マリモみたい」

色鮮やかな青のりがフワフワとまぶされたおはぎ。「マリモみたい」。思わずつぶやいた記者に「おいしいですよ。香りと風味が良くて」と女性店員が話しかけてきた。「関西ではよく売ってます。ごま? あまり食べへんねえ」

青のりおはぎは関西特有の文化なのか。グループで北海道から鹿児島まで全国約200カ所に和菓子店を出店するサザエ食品(兵庫県西宮市)に問い合わせた。

愛知以東ではあんこ、きなこ、ごまのおはぎが定番商品で、以西ではこれに青のりを加えている。青のりは約35年前、大丸心斎橋店に出店する時、百貨店の要望を受けて売り出し、需要のある地域に広げた。関西でよく売れるという。

サザエ食品ではごまも扱うが、関西で調べたほかの和菓子店では、あんこ、きなこ以外に青のりはあっても、ごまはほとんど見かけなかった。

■お好み焼きには合うけど…

お好み焼きやたこ焼きのイメージが強い青のりが、和菓子に合うかも疑問だ。

全国加工海苔協同組合連合会(東京・千代田)に青のりについて尋ねると、驚きの事実がわかった。おはぎに使われている青のりは、お好み焼きにかけるものとは別物だというのだ。

「お好み焼きに使うのは、大抵が雲母の破片のような形をした『アオサ』という海藻。正式には青のりと呼びません」と今井忠顧問。では青のりとは? 「いくつか種類がありますが、『スジアオノリ』という海藻が代表的。例えば割烹(かっぽう)でとろろ汁に入っているのはこれです」

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