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大阪にもあった清水寺 「舞台」や「滝」京都とそっくり

2012/3/2

通天閣が見える清水の舞台(大阪市天王寺区)

清水寺は言わずと知れた京都を代表する観光名所だが、実は大阪にも清水寺がある。同じなのは名前だけではない。境内には見晴らしの良い「舞台」があり、情緒豊かな滝が流れ落ちるのも共通するという。大阪の清水寺の歴史を調べた。

大阪市営地下鉄の四天王寺前夕陽ケ丘駅から5分ほど歩く。出入り自由の境内を進むと、一気に視界が開けた。こぢんまりした見晴らし台が西向きに張り出す。足元に住宅街が迫り、その向こうにオフィスビルやマンションなど。左手遠く、小さく見えるのは通天閣だ。欄干には「清水寺 舞台」とのプレートが。

■江戸期に「建立」、当時は観光名所

玉出の滝がある境内(大阪市天王寺区)

石段を下ると、崖の上から細々と流れ落ちる3条の滝。京都・清水寺で「清水の舞台」と並んで有名な「音羽の滝」を模したと一目で分かる。傍らの説明書きには「玉出の滝」とある。大阪市内で唯一の天然の滝で、水源は近隣の四天王寺という。飲料には適さない、とも。

健代和央住職に聞いた。この清水寺の創建時期は不明だが、中興の祖とされる江戸期の延海阿闍梨(あじゃり)が観音様のお告げを聞き、1640年に京都の清水寺にそっくりの寺院として再建した。その際、京都の清水寺から千手観音を移して本尊としたという。1615年の大坂夏の陣で荒れ果てた境内を整備する目的もあったと伝わる。

「江戸期は付近に高い建物が無く、すぐ近くに海が迫っていました。今以上に見晴らしが良く、大阪で有数の観光名所だったそうです。今でもきれいな夕日が見られますよ」と、健代住職。

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