2013/3/30

耳寄りな話題

「前」は関西と関東がほぼ同数。関西より関東が1.3倍ほど駅が多い点からすれば関西が健闘している。関東は駅間が短い都電に10駅あり、関西は阪堺電気軌道や近江鉄道に多い。

注目は地下鉄対決。東京は10駅で国会議事堂前、明治神宮前、新宿御苑前、二重橋前、東大前などさすが首都といえる重厚な布陣。一方の大阪は動物園前駅のみだ。都庁前駅はあるのに府庁前駅や大阪市役所前駅がないのは大阪府・市が統合していないからというよりも中心部に新線が少なく、お上意識も薄いからか。

「○○台」や「○○ケ丘」は宅地開発に伴うケースが多く、関東が圧倒的。関西には宅地開発系で阪神電鉄・香櫨園駅など「園」、阪急・武庫之荘駅など「荘」もある。

総括すると「口」と「前」の関西、「新」と「台・ケ丘」の関東になる。すぐそこは「前」、玄関口は「口」と区別する実益重視の関西と、イメージ重視の関東ともいえそうだが、取材した鉄道会社の多くは「駅名が決まった理由は古すぎてわからない」という答えだった。

(編集委員 宮内禎一)

[日本経済新聞大阪夕刊いまドキ関西2013年3月27日付]

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