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復権そろばん、大阪でなぜ盛ん? 受験者数日本一

2013/5/25

放課後、そろばん教室で問題を解く子どもたち(大阪府豊中市の誠励学館上野西川塾)

 「小学生の娘の習い事をどうしようか」。夫婦で話し合ったら、妻がそろばんを推してきた。最近、そろばん検定の受験者が盛り返し、特に大阪府は受験者数が全国ナンバーワンという。なぜ大阪でそろばんが盛んなのだろう。

 まず大阪府豊中市にある珠算塾、誠励学館上野西川塾に足を運んだ。30人弱の小学生らがパチパチとそろばんの玉をはじく。7年前の開設時に10人だった生徒は120人を超えた。「計算力や集中力を伸ばしたい親御さんの関心が高い」と西川由美子先生。毎年1~3月の体験授業はすぐ定員が埋まるという。

 日本珠算連盟(東京・千代田)によると、珠算能力検定試験(1~10級)の受験者は1980年度の約204万人をピークに減少傾向が続いたが、2005年度の約18万人を底に増加に転じた。12年度は約22万人まで増えた。都道府県別の最多は大阪府の約3万人で、2位の愛知県より1万人以上多い。

 大阪珠算協会(大阪市)の森友建会長は「業界挙げての取り組みが成果を上げている」と胸を張る。少子化や学習塾の台頭、電卓の低価格化などでそろばんを習う人が急減。危機感を持った近畿2府4県の珠算教育関連団体は1999年、「近畿珠算強化連合会」を設立し、近畿一円でテレビやラジオを通じてPRしてきた。

 大阪府内では珠算教育関連3団体が協力し、全国に先駆け、00年度から小学校へ講師を派遣するそろばん出前授業を始めた。12年度で約220校にまで広がっている。

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