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銭湯、東西でこんなに違う おけ・浴槽・カラン…

2012/3/17

銭湯でおなじみ、内外薬品(富山市)の解熱鎮痛薬「ケロリン」の広告が入った黄色い風呂おけ。銭湯好きの記者が関東から大阪に赴任した際、サイズが一回り小さいことに気がついた。浴槽や洗い場の配置など、浴場の構造も随分違うようだ。関西の銭湯にはどんな特徴があるのか、探ってみた。

■銭湯の黄色いおけ、関西は小ぶり

「ケロリン」の広告が入ったおけ。右が関西版、左が関東版

まずケロリンおけの販売元、睦和商事(東京・江戸川)に聞いてみた。「確かに大きさの異なる『関東版』『関西版』の2種類を販売してます」。社長の山浦和明さん(71)が答えてくれた。

関東版が直径22.8センチ、高さ11.6センチなのに対し、関西版は直径21.8センチ、高さ10センチと一回り小さい。「関東版と関西版の販売比率は9対1。関西版が大阪、京都、兵庫の2府1県にほぼ限られるのに対して、関東版はそれ以外のほぼ全国区です」と山浦さんは話す。

◇            ◇

同社がケロリンおけを発売したのは1963年。東京駅の地下にあった「東京温泉」で試験導入したのを皮切りに、全国展開した。だが大阪では銭湯経営者から「大きすぎる」と指摘を受け、関西版を開発するきっかけになったという。

関東などではカラン(蛇口)から出る湯で体を洗ってから、浴槽につかるのが一般的。浴槽から風呂おけで湯をくむことはあまりない。

一方、関西では最初に浴槽から風呂おけで湯をくみ、掛け湯をして浴槽につかる。浴槽からくんだ湯で体を洗うこともある。浴槽から湯をくむ際、関東版サイズでは重く、使いづらい。

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