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暮らしの知恵

2011/6/29

暮らしの知恵

「今後は義務感からではなく、歯磨きそのものを楽しんでもらえる歯ブラシ作りが求められる」(八尾市の歯ブラシ開発・販売のジャックスの佐野晃社長)

機能重視だった歯ブラシ開発に新たな潮流が生まれつつある。きっかけはパナソニックが昨春発売した携帯用小型電動歯ブラシ「ポケットドルツ」。マスカラなどと一緒に化粧ポーチに入るように長さを16センチメートルに抑え、色やデザインも化粧品を参考にしたのが奏功。年間販売量が150万台超のヒットとなった。

社会人になってエチケットのために歯ブラシを持ち歩くようになったという関西在住の女性保育士(21)は「持ち歩き用には、かわいい色使いの歯ブラシとケースのセットが欲しい」と話す。機能面では高い技術力を誇る日本の歯ブラシだが、女性心理をくみ取ったデザインというソフト面に“磨き”をかけることも重要になりそうだ。

(東大阪支局長 中村厚史)

[日本経済新聞大阪夕刊オムニス関西2011年6月27日付]

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