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暮らしの知恵

進化する歯ブラシ、健康志向で多様に トレンドは小型化

2011/6/29

暮らしの知恵

毎日、何気なく使う歯ブラシ。いざ新しいものを選ぼうと店を訪れると、あまりの種類の多さに途方に暮れてしまう。実は日本で一般向けに売られている歯ブラシの大半は日本製で、その約6割は「メードイン大阪」だ。消費者の健康・衛生志向に合わせ、ブラシや先端のヘッド部分に工夫を凝らした製品が次々と登場している。関西企業の細部にこだわるものづくりの精神が詰まっている。

国産の6割は「メードイン大阪」(堺市北区のキリン堂北花田店)
「日本では小さなヘッドが好まれる。一種のガラパゴス化現象で、器用に歯磨きできる日本人ならではの傾向」(奈良県大和郡山市の歯ブラシメーカー、エビスの乾正孝社長)

ドラッグストアのキリン堂北花田店(堺市)。「コンパクト」や「超コンパクト」とうたった商品がずらりと並ぶ歯ブラシ売り場で、主婦がカートを押しながら右へ行ったり左に戻ったり。「奥歯まで届く小さいヘッドのを使っているが、こんなにあると迷ってしまう」

ヘッドの小型化が進んだのは1980年代後半から。歯周病への認識も高まり、歯を1本1本丁寧に磨く人が増えたからだ。エビスの主力品のヘッドの長さも、当初の35ミリメートルから約22ミリメートルまで短くなった。サンスターはブラシの植毛法を工夫し、ヘッドの厚みを従来より3割減らした。

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