石に刻んだネズミ男、町おこしの願い
杜本神社・隼人石(大阪府羽曳野市) 古きを歩けば(24)
頭はネズミ、体は人間、褌(ふんどし)姿でつえを持つ。こんな奇妙な獣頭人身像を線刻した石が、奈良市と大阪府羽曳野市にある。どちらも「隼人石」と呼ばれうり二つだが、どうやら後者は、奈良時代の作である前者を江戸時代に複製したものらしい。地域おこしに尽力した僧、覚峰が関わったとの見方が有力だという。
■奈良にはウサギ人間、ウシ人間も
羽曳野の隼人石をみようと、同市駒ケ谷にある杜本(もりもと)神社を訪ねた...
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。