ザビエル像が300年間潜んだ大阪の隠れ里
キリシタン遺物史料館(大阪府茨木市) 古きを歩けば(17)
大阪北部、茨木市の山あい。小さな棚田が連なる山裾の道を行くと家々の並ぶ一角が現れる。千提寺(せんだいじ)地区。戦国時代から江戸時代にかけ、禁じられる中で信仰を続けたキリスト教徒が住んでいた集落だ。隠れ里という先入観があるせいだろうか。家々は、ひっそりした山中でもとりわけ目立たぬような場所にあるように思えた。
墓碑に発見した「マリア」の名
この地はキリシタン大名として知られた高槻城主・高山右近の...
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