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「女性社長」を条件に支援 両備HD会長兼CEO

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 両備ホールディングス(岡山市)は鉄道やバスなどの交通事業を中心に、不動産やスーパーなど幅広く手掛ける会社だ。バスやトラックの運転手など、男性が多い業種だが、女性運転手を集めたタクシー会社を設立するなど、女性の活用にも積極的だ。岡山高島屋の会長に就任し、肥塚見春社長の後見役として、初の女性社長の活躍を支える小嶋光信会長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。

――岡山高島屋の経営に参画することになった経緯は?

「高島屋の鈴木弘治社長は高校時代からの友人で、経営不振の岡山高島屋の再建のために出資してほしいと相談を受けました。長年まちづくりを手掛けてきた経験から、市民のためには老舗百貨店が存続することが必要だと思い、引き受けました。その際に条件にしたのが、社長を女性にすることです。百貨店の中心顧客は女性なので、女性のことをしっかり分かった人の下で徹底的に店を作り替えることが必要だと思ったのです」

「百貨店については素人なので、客の目線で意見しました。屋上の遊園地や家具・家電売り場などは、百貨店がもうからないからとやめてしまったものでしたが、顧客のニーズはあるのです。屋上遊園地があれば、子どもを遊ばせている間に母親はゆっくり買い物ができます。百貨店で家電は売れないと言われましたが、地上デジタル放送への移行前の需要期には1週間で1000万円売れました。近くに大手家電量販店があるにもかかわらずです。年配の人のなかには『何を買えばいいのか分からない』という人が多く、配線や置き場所のレイアウトもまとめて引き受けてくれる百貨店で買いたいという要望があったのです。最初のころ、私の意見に対して肥塚見春社長は『百貨店とはこういうものなのです』と反論することが多かったのですが、百貨店の常識を壊すことが私の仕事だと意識していました」

――経営者としてはどのようにサポートしましたか。

「肥塚社長は店舗のトップとして従業員を管理することは分かっていました。ただ、社長の役割は経営者として店を存続させていくことです。初めての労使交渉は厳しいものでしたが、賞与の大幅カットはその後の岡山高島屋のためには必要なことでした。岡山高島屋の売上高では東京並の人件費は維持できません。高島屋は立派な会社ですが、岡山高島屋は中小企業。本体とは違うやり方をする必要があると話しました。こうして経費を節減し、1年目の下期に黒字を達成できていなければ、その後の大幅改装など将来への投資も難しかったと思います」

――両備HDではどのように女性が活躍していますか。

「12年6月にグループ横断の女性プロジェクト『キラリ』が発足しました。女性の感性を生かして商品開発などにつなげようというもので、正社員だけでなくやる気があればパートの人でも参加できます。これまでにスーパーで販売するクリスマスの総菜などを商品化しました。原価計算なども自分たちでできるようになり、自信につながったようです。女性管理職を20年までに1割まで増やしたいと思っていますが、難しい面もあります。女性はまじめなので責任をとらされる役職に就くことを敬遠しがちです。チームで働いているのだから、1人に過大な責任がかかることはないと知ってもらうことが必要でしょう」

(聞き手は小国由美子)

 小嶋光信氏(こじま・みつのぶ) 1968年慶大経卒、三井銀行入行。73年両備運輸(現・両備ホールディングス)常務、99年両備バス(現・両備ホールディングス)社長を経て11年6月より現職。10年4月からは岡山高島屋の会長を兼任。東京都出身。68歳。

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