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女性活躍が社会に活力 吉村山形県知事インタビュー

2013/5/9

現在3人いる女性知事のひとりで、今年1月に再選を果たした吉村美栄子・山形県知事に、女性リーダーのあり方や女性の社会参加などについて聞いた。

――無投票で再選しましたが、支持の理由をどう見ますか。

インタビューに応じる吉村美栄子山形県知事(4月25日、山形市内)

「県民との対話を重視して、全力で実行してきた点が評価されたのでは。山形県の農業生産額や雇用指標、高速道路の整備率などは改善し、東日本大震災後の対応も支持されたと思います」

――女性であることは選挙で有利に働きましたか。

「イメージとしてあるかもしれませんが、すべてではありません。男女それぞれで性格は様々。性別は意識せず、人間として県政をしています。ただ、出産・育児の経験があり、結婚や育児支援にも力を入れています。その辺りでは、にじみ出た部分があるのかもしれません」

――日本はまだ女性が思う存分働ける社会になっていないのでは。

「女性が暮らしやすい社会は、男性にも暮らしやすい社会です。性別に関係なく、なりたいものになれる社会が望ましい。実現のために我々も努力しないといけません」

「政治をはじめ女性の社会参加が少なく、改善すべきです。歴史的に日本は男性がリーダーであることが当たり前で、女性は家事や育児という固定観念がありました。ただ、戦後は男女平等が進み、例えば学校の家庭科の授業は男女が一緒になりました。意識変化には教育が大事で、漢方薬のように緩やかに効果が表れます」

「一方で即効性のある対策も必要。先の衆院選後も女性議員は少なく、先進国では最低水準です。世襲制や資金調達が壁となり、女性は政治に進出しにくい。しかし政治は日常生活にすぐ影響するので、状況が変わるまでのんびりと待てません。政府が議員の女性比率を一定以上になるよう義務づけるなど、対策を打つ必要があります」

――産業界でも女性の活躍が期待されます。

「女性の視点を取り入れると、まったく新しい製品が生まれたりする。女性の力を経済に生かす『ウーマノミクス』を企業は積極的に導入すべきです。人口が減るなかで、女性や高齢者が今以上に働きやすくなれば、社会に活力をもたらします。今のうちに対策を打たないと日本社会はいずれ危機的な状況を迎えてしまうでしょう」

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