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朝は外食でしっかり 丼や食べ放題…早起きの人増え

2011/3/7

平日の朝から丼物や食べ放題などでしっかり食事をする消費者が増えている。朝の時間を仕事や運動、自己研さんに充てる「朝活」が浸透し、消費者の6割が生活を朝型に変えていることも背景にあるようだ。朝から頑張る消費者に飲食店側もボリューム感のある朝食限定メニューを用意するなど対応を進めている。

「天丼てんや」は朝限定メニューを提供する(東京都新宿区の天丼てんや新宿センタービル店)

月曜日の東京・新宿。天丼チェーン「天丼てんや」の新宿センタービル店に早朝から男性客が次々と訪れた。お目当ては1品380円という朝天丼や朝天茶など4つの朝食限定メニューだ。

運営するテンコーポレーション(東京・台東)は昨年11月、午前7時台からの朝食営業を開始。現在実施する3店では来店客が1日80~100人になることもある。年内には都心部で20店まで拡大する計画だ。新宿センタービル店では3月末にメニューを拡充し、女性客の取り込みも狙う。

天丼てんやの隣にある牛丼の「吉野家」の新宿センタービル店から出てきた男性会社員(28)は「一仕事終えて朝食を済ませたところ。これから取引先に出掛ける」と足早に駅へ向かった。

別の男性会社員(24)は「朝食にほぼ毎日、牛丼や天丼を食べている」という。朝食時間の注文の6割が丼物という吉野家では「牛鍋丼など割安な商品が増え、丼の注文がさらに増えている」。

NTTアド(東京・品川)が昨年11月に首都圏の20~50代を対象に実施した調査では男女665人の60.2%に当たる400人が「最近、朝型生活に変わった」と回答。このうち23.5%は今後の朝の時間で「外の店で朝食やお茶を楽しむ」と答えた。利用したいサービス・店舗では「レストラン・食堂」が17%となり、09年11月時点の調査より2.5ポイント上昇した。

朝型の消費者の増加に対応し、ファミリーレストランのジョナサンは昨春から、一部店舗の朝食時間帯にビュッフェを導入した。現在は東京都内と神奈川県内の8店で実施。パンやサラダ、ヨーグルトなどの食べ放題メニューを用意し、600円程度で提供する。ビュッフェの導入前に比べ、朝食時間帯の客数が2けた伸びた店舗もある。

京王プラザホテル(東京・新宿)のビジネスマン向け宿泊プランには朝食に120グラムのステーキが付く。目覚めの効果があるとされる動物性たんぱく質を朝食の目玉のメニューに組み込み、頭と体の活性を促す狙い。1室2人利用で料金は1人1万2500円から。売れ行きは「予想を上回っている」という。

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