サポート切れのXP 「もったいない」が危ないわけ

セキュリティー対策ソフトもサポート終了へ

XPに脆弱性があったとしても、セキュリティー対策ソフトを使っていれば安心だと思っている人は多いだろう。しかし、セキュリティー対策ソフトは脆弱性のようなOSの根本的な問題は解決できない。セキュリティー対策ソフトベンダーのカスペルスキーは、「セキュリティーベンダーは泥棒や押し売りを止めることはできても、問題のある家自体を直すことはできない」(川合林太郎社長)と表現する。

セキュリティー対策ソフトのリアルタイム保護機能が働いていれば、ウイルスに対しては一定の効果が期待できる。だが、頼みの綱も2年程度で切れてしまう。

図5 個人ユーザー向けの主なセキュリティー対策ソフトの4月9日以降の対応

XPのサポートが終了する4月9日以降の個人向けセキュリティー対策ソフトの対応をまとめたのが図5だ。シマンテックやトレンドマイクロなど主なベンダーは、当面ウイルス定義(パターン)ファイルの提供を続ける。ただし、2015年末までには複数のソフトが定義ファイルの更新も終える。

対応が終了するのは、セキュリティー対策ソフトだけではない。市販、フリーを問わず、アプリケーションソフトや周辺機器のドライバーソフトも、XP用は提供されなくなっている。XPパソコンを「現状のまま」で使うならよいが、新しいソフトやハードを追加しようとすると制約が多い。

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