福島からも見えるスカイツリー 隠れた絶景ポイント東京ふしぎ探検隊(3)

山手線、先頭車両から真正面に見えるところも

自由が丘の風景はなかなかだったが、簡単には見られないのは残念だ。そこで探検隊は次なる策を練った。ひねり出したのは「山手線の車内からスカイツリーが一番よく見える場所はどこか」。さっそく山手線一周、約1時間の旅に出た。

出発は東京駅。渋谷・新宿方面に向かう「外回り」に乗り込んだ。方角からするとツリーは後方だろうと考え、一番後ろの車両に陣取る。

※新宿から有楽町までは先頭の車両、有楽町から新宿までは後ろの車両の方がよく見える ※田町から田端までは右側、田端から田町までは左側に見える

東京駅を出るとさっそく、進行方向左側の窓からツリーのアンテナらしきものがちらっと見えた。ほんの一瞬だが、おそらくスカイツリー。幸先のいいスタートだ。

次に見えてきたのは浜松町を過ぎたあたり。これまた上部だけだった。田町に着く前に電車は右にカーブしていき、ツリーは進行方向右側に移動していく。ここから先は右側の窓に移った方が良さそうだ。

大塚駅近くの橋から撮影。ホームからだと東京スカイツリーがより大きく見える

田町を過ぎるとしばらくはほとんど見えない状態が続く。やはり西側からは厳しいか……。あきらめ気分でぼんやり眺めていた瞬間、思わぬ光景に出くわす。なんと東京タワーとツリーが並んで見えたのだ。場所は目黒を出てすぐ。手前に見えるタワーの左隣に、うっすらではあるがツリーが見えるではないか。しっかりこの目に焼き付けようと、次の恵比寿でいったん電車を降り、目黒まで戻る。あまりに一瞬の出来事なので、5往復もしてしまった。

今回山手線を一周するにあたって、スマートフォン(高機能携帯電話)のアプリ(ソフト)「高い所に登ったら」を利用した。全地球測位システム(GPS)を使ったアンドロイド用のアプリで、スカイツリーと東京タワー、富士山がどの方向に見えるかが分かる。アプリで確認したところ、新宿駅からは一番後ろではなく先頭車両の方がよさそうだ。さっそく、新宿駅で降りて先頭車両に移動した。

山手線内でツリーがよく見えるのは、池袋を越えてから。なかでも大塚駅の前後がよかった。運転席、線路、そしてツリー。鉄道好きならずとも、わくわくする光景だ。大塚では駅のホームからも線路越しのツリーが拝める。

池袋から御徒町までの区間で、「巣鴨~駒込」「西日暮里~日暮里」以外はツリーを楽しむことができた。大きく見たい場合は上野付近がおすすめだ。御徒町を過ぎるとまた、アンテナだけ、あるいは一瞬しか見えなくなる。東京から大塚まで片道約20分。いつもよりちょっと遠回りしてみると、ちょっとした探検気分が味わえる。

(電子報道部 河尻定)

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