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「女子アナ」最前線 若手の抜てきで世代交代が加速

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 民放キー局では人気の高い女性アナウンサー(女子アナ)の異動や退社もあって、若手アナの抜てきが相次ぎ、世代交代が進もうとしている。その最新動向を探るとともに、退社した元局アナたちのフリー人生も追跡した。

このところ、女性アナウンサーが話題となる機会が増え、各局の若手が人気を集めている。下表は、タレントパワーランキングの調査対象になっている主な女性アナウンサーの中で、タレントパワー(認知と関心の高さから算出)が高かった上位40名のランキングだ。

1位は、フジテレビ(フジ)出身で現在はフリーの高島彩。そして2位もフジ系列の共同テレビジョン出身で、現在フリーの滝川クリステル(高島、滝川ともにマネジメント会社は「フォニックス」)が入り、ほかにもフリーアナウンサーが上位にランクインしている。これには、局アナ時代で浸透した知名度の高さが反映されている。

しかし、「元・局アナ」の中で、フリー転身後も華々しく活躍している人は意外に少なく、ランキングで前回よりも上昇を見せたのは、加藤綾子(フジ)、水卜(みうら)麻美(日本テレビ)、生野陽子(フジ)、田中みな実(TBS)、竹内由恵(テレビ朝日)など、各局期待の若手局アナが多い。

エース候補の抜てきと育成

新しい人気局アナが生まれるきっかけとしては、これまで人気のあった局アナが結婚などの理由で退社したり、人事異動によって後輩の若手が起用されるケースのほか、新人アナウンサーの時代から重要な番組に抜てきし、意識的に経験を積ませてエース候補に育てていくケースがある。

前者にあてはまる2013年の動きとしては、高い人気を集めていたテレビ東京(テレ東)の大江麻理子が、4月にニューヨーク支局特派員に異動。担当していた『モヤモヤさまぁ~ず2』には入社5年目の狩野恵里、『出没!アド街ック天国』には、入社7年目の須黒清華が起用された。フジなどと比べるとテレ東の女性アナウンサーが話題になる機会は少ないが、人気アナが担当していた人気番組の後任として、注目を集めている。

フジでは、本田朋子がプロバスケットボールの五十嵐圭選手との結婚により、9月末に退社。10月放送分からの後任として、『ペケポン』には入社3年目の三田友梨佳、『ほこ×たて』(放送終了)には入社2年目の宮澤智が抜てきされた。

日本テレビ(日テレ)は鈴江奈々が産休に入り、『ザ・世界仰天ニュース』には入社2年目の久野静香を起用。テレビ朝日(テレ朝)の人気アナの一人だった前田有紀がロンドン留学のために3月で退社し、『くりぃむクイズ ミラクル9』の後任には入社2年目の久冨慶子が起用されている。

重要番組に抜てきされた若手としては、最近では入社2年目から『ヒルナンデス!』を担当している日テレの水卜麻美が人気女性アナに成長した。

テレ朝では『ミュージックステーション』のサブ司会を5間務めてきた竹内由恵が、9月27日放送分で番組を卒業。10月からは、13年入社の新人・弘中綾香が起用された。『ミュージックステーション』には、これまで下平さやか、武内絵美、堂真理子らがサブ司会に起用されており、テレ朝の「人気アナへの登竜門」とされる番組。竹内アナも弘中アナと同様に、入社1年目の抜てきだった。

フジテレビ女性アナの登竜門としてよく知られるのが、高島彩の『アヤパン』、生野陽子の『ショーパン』、加藤綾子の『カトパン』、山崎夕貴の『ヤマサキパン』など、新人を起用した夜の帯番組「パン」シリーズだ。12年は休止していたが、10月から13年入社の三上真奈による『ミカパン』がスタートした。

また、テレ東の新人・鷲見玲奈は、早くも7月から『ニュースモーニングサテライト』『7スタLIVE』を担当している。

女子アナにとって多忙な局はTBSとフジ

右表は、民放キー局ごとに1週間の出演番組時間の総計が多い女性アナウンサーをランキングしたものだ。

これを見ると、各局の上位には水卜麻美、久冨慶子、鷲見玲奈らの"抜てき組"が入っている。期待度の高い若手は、注目度の高い帯番組にも配され、知名度が上がることにより、そのほかの出演番組も集中するという構図がうかがえる。

さらに放送局ごとに女性アナウンサーの平均出演時間を見ると、トップはTBSで、数字には含まれていないがほかにラジオの出演もあるので、最も女性アナが忙しい局といえる。その次はフジで、反対に一番短いのは日テレだった。

日テレは女性アナの人数がキー局で最も少ない局でもあるが、産休中の鈴江奈々アナの担当番組のうち、『真相報道バンキシャ!』の後任には夏目三久、『NEWS ZERO』は山岸舞彩とどちらもフリーを起用した。しかし水卜麻美、杉野真実、久野静香など、注目の若手が育ってきており、今後は局アナの起用が増えそうだ。

弁護士、政治家…元人気局アナのフリー人生いろいろ

局アナ時代に人気を集めた女性アナウンサーの「その後」として、イメージが強いのはプロ野球選手との結婚だろう。下表に挙げた人以外にも、中井美穂(古田敦也夫人)、香川恵美子(田口壮)、木佐彩子(石井一久)、荒瀬詩織(石井琢朗)、小野寺麻衣(高橋由伸)、長野翼(内川聖一)、河野明子(井端弘和)、森麻季(澤村拓一)らがいる。

中井美穂がTBS『世界陸上』の司会でも活躍したほか、木佐彩子はAKB48選抜総選挙の司会を徳光和夫とともに務めた。それに対して、香川、長野、河野、森は活動を休止している。

退社後も仕事を続ける場合は、フリーアナウンサーとして活動することが多い。最近活躍が目立っているのは夏目三久で、冠番組を持っているほか、『半沢直樹』にも東京中央銀行のイメージガール役として、ポスターに出演していた。

大学教員への転身組も

最近は制作費削減によって、番組にはギャランティーが発生するフリーよりも、自局の社員を起用する傾向が強い。その結果、フリーアナウンサーは様々な分野に活路を見いだすケースが増えている。

異色の分野へ転身した人も多く、元テレ朝の丸川珠代は国会議員だ。元フジでは、菊間千乃は弁護士、大橋マキはアロマセラピスト。また『プロ野球ニュース』などを担当していた宇田麻衣子は、証券アナリストになった。

大学で教壇に立つ元局アナも、何人かいる。元フジの近藤サトは日本大学芸術学部特任教授、元TBSの木場弘子は千葉大学客員教授。元テレ朝の篠田潤子は、歴代ハロー!プロジェクトメンバーなどアーティストの滑舌レッスンを担当するほか、社会心理学博士として慶應義塾大学・東京女子大学で教壇に立つ。元テレ東の八塩圭子は、12年まで学習院大学で特別客員教授を務めていた。

滝川クリステルは、東京五輪の招致アンバサダーとして貢献し注目されたが、現在はフリーアナウンサーとしての活動のほか、世界自然保護基金(WWF)ジャパン顧問、世界の医療団親善大使も務める。

元フジの中村江里子と元TBSの雨宮塔子は、ともにパリ在住生活を生かしエッセーの著書が多い。テレビの画面でフリーアナウンサーの姿を見る機会が増えているわけではないが、書店にずらりと並んだ元人気局アナが執筆した書籍を見ると、「元人気局アナ」への関心は依然として高く、ひとつのブランドとして強さを誇っているようだ。

(ライター 高倉文紀、日経エンタテインメント! 高宮哲)

[日経エンタテインメント!2013年11月号の記事を基に再構成]

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