「足裏マッサージの前後にふくらはぎをもみほぐすことで血流が良くなり、足裏にたまった老廃物の排せつがスムーズになります」と、 大谷式「ゾーンセラピー」マッサージ提唱者の大谷由紀子さん。ふくらはぎ→足裏→ふくらはぎの順で行うと効果的。足裏マッサージと合わせて紹介しよう。
1日1回、1週間で体も心も変わる
自分の体の調子やストレスの状態などを客観的に把握することは難しいもの。しかし、「毎日足裏をマッサージする習慣をつけることで、変化が起きたときにすぐに気づくことができるようになる」と日本ゾーンセラピー協会代表の大谷由紀子さんはいう。
そこで大谷さんが考案したのが、「ゾーンセラピー」マッサージだ。足裏の反射区(=ゾーン)を刺激することで心身を調整するものだが、その前後にふくらはぎをもむことで血液やリンパの流れを促進し、代謝を高める効果がある。むくみ解消にも即効だ。全部で10分程度だ。
また、「反射区は足裏全体に分布しているので、ゴルフボールなどで足裏を刺激するのも簡単で有効」と翁鍼灸治療院 院長 翁孟進さん。
疲れていたり時間がないときは、次に紹介する簡単な方法でもOK。毎日続け、心身の不調の早期発見&改善を目指そう。
大谷式「ゾーンセラピー」
足裏をもみほぐす前と後にふくらはぎもみほぐし
血行が良くなっている入浴中や入浴後に行うのがベスト。オイルなどで滑りを良くして、「イタ気持ちいい」強さを目安に。
足裏をもみほぐす前と後にふくらはぎもみほぐし
血行が良くなっている入浴中や入浴後に行うのがベスト。オイルなどで滑りを良くして、「イタ気持ちいい」強さを目安に。
1.脚の外側(横)
右足は右手、左足は左手で足首を上からつかむ。親指以外の4本の指を脚の外側に当て、ひざまで引き上げる。3回程度。
2.脚の内側(横)
1で脚の内側に当てた親指を、内側の骨に沿って強く押しながらひざまで引き上げる。1と同時に行うのも可。
3.脚の後ろ(ふくらはぎ)
両手の親指以外の指をふくらはぎに当て、ひざまで引き上げる。ひざ裏をもみほぐし、太ももまで引き上げる。
4.脚の前(すね)
両手の親指をすねにある大きな骨の際に当て、ひざまで引き上げる。少しずつ押しながら引き上げてもOK。