個人情報流出、不審な友達申請…SNSトラブル回避術

図4 SNSでの投稿は、意外に多くの人が読んでいる。不用意な投稿が見つかりそうなキーワードで検索している人もいるので、内輪話で非常識な内容を書き込んだときに、他人からの批判が集中する場合がある。また、自分の個人情報を書き込めば、ストーカーに遭う可能性も高まる

公開していないつもりの個人情報が知られることで、ストーカーや窃盗などの被害に遭う場合もある。SNSでの投稿ややり取りを丹念にチェックされ、自宅の場所や勤務先情報、定期的な行動パターンなどを知られることがあるからだ。「自分は書き込みをしないから大丈夫」と思っていても、友達が「タグ付け」などの機能を使うことで、居場所などが公開されてしまう可能性もある。

SNSで積極的に投稿する人に多いのが、他の利用者とのトラブルだ。ちょっとした発言や意見の違いが原因で非難の応酬になるケースがある。相手が実生活で付き合いのある人でも、トラブルは生じる(図4)。会社や団体名義のアカウントを運営している場合は、不用意な発言が個人よりも“炎上”につながりやすい傾向にある。

「皆が見ている」と心得る

SNSでは、「見ているのは友達だけ」と思わず、「誰もが見ている」と考えることが大切だ。全員に公開できない情報はなるべく記入せず、批判など否定的な投稿はできるだけ避ける。

知らない人とのやり取りは慎重にする。それでもトラブルになってしまったら、迷惑なユーザーとの関係を断つ「ブロック」などの機能を上手に利用する。個人ユーザーなら、これで大半のトラブルを防げるはずだ(図5)。

図5 SNSでの投稿時に公開しないように注意している個人情報の割合(複数回答)。プロフィールや投稿で電話番号や住所を公開しないのは常識だ。一方、現在地や生年月日の公開には抵抗がない人が多い

不用意な投稿で住所を一般公開

図6 主要サービスのスマホ用公式アプリで、正確な現在位置を公開できるかどうかをまとめた。Facebookの「近況」機能は「チェックイン」をしない限り正確な位置情報が付かないので心配は少ない。LINEも、位置情報ボタンを押したときに必ず確認画面が出るので安心だ

今回のアンケート調査では、SNS利用者の6割以上が「現住所を公開しないように注意している」と回答した。しかし、SNSにある位置情報機能の設定によっては、意図せずに自宅や職場の位置を公開することになってしまう。

特にスマホでは注意したい。多くのスマホはGPS(全地球測位システム)機能を搭載しており、5~20mの精度で現在地を測定できる。位置情報が流出するリスクが高そうな機能は、Twitterのツイートと、Facebookのメッセージだ(図6)。

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