1日断食で内臓の骨休めに
断食は全身の大掃除といえる。生前、「少食」の大切さを唱え、断食治療を行っていた甲田医院の故・甲田光雄院長は、「断食によって、日ごろの食事で腸が処理しきれずにたまった“宿便”が出てくる」と語った。実際に、断食治療により、患者の体内に沈着した毒物が便や尿中に排出されたと報告し、断食の「解毒」作用が注目された。
こうした断食の効果は、土曜日の1日だけの断食でも得られるのか。江部理事長は、「内臓の疲れは、1日の断食でも相当に改善する」という。土曜断食を繰り返すと、長期断食と同じくらいの効果があることがわかっている。月に1、2回のペースで続けると、自然と少食になり、体も生活習慣も変わってくるだろう。
【注意!】断食してはいけない人
●熱がある ●不整脈がある ●慢性の病気で薬をのんでいる
●慢性肝炎、肝硬変、胃かいようがある ●脳卒中、心筋梗塞(こうそく)、がんなどの重い病気を抱えている
●10歳未満の子供、65歳以上の高齢者、妊娠中の女性 ●体力に自信がない
これらの項目に当てはまる人は、1人で断食をしてはいけない。
最後の「体力」の目安は、階段を1階から2階に駆け上がることができるかどうかで判断する。
●熱がある ●不整脈がある ●慢性の病気で薬をのんでいる
●慢性肝炎、肝硬変、胃かいようがある ●脳卒中、心筋梗塞(こうそく)、がんなどの重い病気を抱えている
●10歳未満の子供、65歳以上の高齢者、妊娠中の女性 ●体力に自信がない
これらの項目に当てはまる人は、1人で断食をしてはいけない。
最後の「体力」の目安は、階段を1階から2階に駆け上がることができるかどうかで判断する。
[日経ヘルスforMEN 2009年夏号の記事を基に再構成]