だまされない…「怪しい食品」見分ける5つのサインホントが知りたい食の安全 有路昌彦

以前のコラム「なぜ相次ぐ食品偽装? 背景に4つの理由」でも指摘しましたが、食品の情報が正しく伝わらないと、消費者が損をすることは多々あります。

私自身も、買う買わないは別にして、派手な広告を目にしては、「おーそんなこともあるのか」などと感心していたことも過去にはありました。今になって思うと、それは「誇大広告」であるケースがほとんどです。典型的なのが、「これを食べたらガンが治った」とか「飲むだけでやせる」とかいったものです。

こういう広告はいつの時代にも存在しますが、消費者側が身を守るすべをある程度持っていないと、法的な規制とのイタチゴッコというのが現状です。「だまされて被害を受ける」という状況は、なかなかなくなりません。

それは、自作自演商法かも!?

派手な広告に踊らされないで

今回は「食品の情報の怪しさ」を見抜く方法について書こうと思います。まず怪しいものを区別するのは、本来とても単純です。あまり複雑に考えるよりも、「怪しい情報」が発する特定のシグナルを見つけるのがとても合理的な方法といえます。

「怪しい情報」には5つの特徴があります。5つとは、「マッチポンプ」「超科学的効能」「サクラ」「お試し(習慣性)」「通常の販売手段ではない(通信販売など)」です。

マッチポンプとは、自分でマッチで火をつけて消火用のポンプを売るという、自作自演商法のこと。とても古典的なものであり、「人を不安にさせてその解決策としての自社のものを売りつける」というものです。たとえば、「抗がん剤の治療は無意味である」とか、「がんは外科手術では治らない」とかいうように、がんになっている患者さんやその家族を不安にする情報をのせます。

こういった内容の後に、「この食品を食べると、医者が見放したようながんが、抗がん剤も手術もなく治ります」といった「超科学的効能」をうたいます。なお、ごく当然のことですが、こんな超科学的効能を書いている食品には「科学的根拠は皆無である」のが常識です。

もし、本当にそんな効能があったら、販売が自由にできない医薬品に登録されるはずです。雑誌や新聞に広告を出したり、通信販売できたりすることはありえないのです。「広告を出して販売している」時点で「そんな効能はない」と知っていると、引っかかることはないと思います。

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