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キャリアアップだけではダメ「スパイラル」目指せ

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NIKKEI STYLE

 終身雇用制度が崩れ始め、誰もが「自分らしい働き方」を模索する時代がやってきました。私たちの働き方はこれからどのように変わっていくのでしょうか? 人材育成コンサルタントの河野真理子さんに「キャリアスパイラル」という考え方について、話を聞きしました。

今はまさに仕事や働き方が大きく変わろうとする時期で、なかなか先の予測をすることが難しいですね。確実に言えることは、この先20年、30年、自分が社会とどう関わっていくのかを踏まえた上で個人が自分のキャリアについて真剣に考えなければいけない段階に来ているということです。

「キャリア」を考えるとき、「エネルギー」「少子高齢化(人口減少)」「テクノロジーの進化」「グローバル化」など様々なキーワードをあわせて考える必要があります。こうした社会構造の変化と、私たちの働き方は無関係ではないからです。

「現在の小学生の65%は、大学卒業時に現在存在していない職業に就くだろう」というアメリカの学者による研究結果を聞いたことはありませんか? 今は当然のように存在している仕事の中にも、10年後、20年後、なくなるものもでてくることでしょう。

例えば、一昔前は「秘書」といえば働く女性の典型的な職種でした。ところが今は、エグゼクティブ層向けのスーパー秘書はいますが、ごく一般的な秘書はずいぶん減りました。秘書という職種自体はなくなりませんが、求められるスキルが大きく変化したのです。以前の秘書が担っていた役割のうち、事務系作業に関してはパソコンの普及にとってかわられた部分が大きいのです。一方で「秘書業務」の中で人でなければ対応できない業務もある。それは残っていくわけです。

このように、仕事の種類や内容は時代のニーズに合わせて、常に変化していきます。それを先読みしつつ、スキルを磨いていくことが非常に重要です。

未来に必要なのは「キャリアスパイラル」

これからの時代に大切にしたいのは、「キャリアスパイラル」という考え方です。キャリアアップか、キャリアチェンジかという単純な話ではなく、これまで経験してきたことを大切にしつつ、未来を見据えて必要な知識・スキルを身につけていく考え方です。「入社して終わり」「転職して終わり」ではなく、いついかなる時も「キャリアを磨き続ける」という姿勢が求められるのです。

これは、女性一人一人が自分が生きている社会のことをしっかり理解することから始まります。例えば、年金や自分の納める税金のこと、組合員と管理職との差など様々なことを勉強しておかないと自分の「生涯キャリア」は考えにくいものです。

今、勤めている会社も変化していきますし、ずっとあるとは限りません。忙しいあまり、会社と家との往復だけになってしまっている人も多いかもしれませんが、「自己投資」の一環として自分の時間をしっかり使って会社以外の場といかに有意義に接点を持つかを大切にしてほしいです。スクールやセミナーなどでの自己啓発、能力開発、そこでの様々な人たちとの出会いを培っていきましょう。「人脈がほしい」という人は多いけれど、やはり自分から動かないと、人脈は構築されないものです。

自己投資をして学ぶ際に必要なのが、「そのスキルは今、本当に必要なのか?」という視点です。これはあくまで例えですが、これからは音声入力が主流になるでしょうから、自己資金を投じてまでタイピングを学ぶ必要はないかもしれない。

自己投資をする対象が本当に役立つ知識・スキルなのかどうか、そしてそれを自分はどのように生かしたいのか――そういったことを意識しながら学び続けるのです。学ぶことは何歳からでもできます。「大学卒業→就職」という単線のキャリア設計だけではなく、働きながら学ぶことを続けるような、複線のキャリア設計が求められていると感じます。

この人に聞きました

河野真理子さん
人材育成コンサルタント。キャリアン代表取締役/キャリアネットワーク会長。メーカー入社後、1989年にキャリアに関する事業を中心とした人材育成子会社を立ち上げ常務、社長。同社独立後、会長。2013年に一人ひとりの生涯キャリアを支援する会社を設立。最近ではダイバーシティ時代の管理職のマネジメントや、仕事と結婚・子育て両得をめざすキャリアデザインなどの相談も。東京工業大学大学院技術経営修士(MOT)修了。神奈川県教育委員会委員、独)労働政策研修研究機構 総合評価諮問委員、公財)日本生産性本部幹事会幹事、同サービス産業生産性協議会幹事、同ワークライフバランス推進協議会委員、日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー審査員/日経WOMAN 企業の女性活用度調査審査員。

(ライター 田中美和)

[nikkei WOMAN Online2014年1月30日付記事を基に再構成]

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