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30代から気になる「たるみ」3つの原因

日経ヘルス

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NIKKEI STYLE

 鏡に写った疲れた顔、不意に目の当たりにした自分の後ろ姿に「あ、落ちてきた」と思ったことはありませんか。30代になると体形キープのためにダイエットよりも大切なのが「たるみ」対策。日経ヘルスの取材によると、たるみには3つの要因があることが分かりました。本シリーズではたるみのメカニズムを解説、顔、お尻、お腹など全身のたるみを解消する方法を紹介します。

私たちを悩ませる「たるみ」。ダイエットしても減らないと思う人も多い。それもそのはず、たるみの要因は実は三つもあるからだ。一つめが「筋肉たるみ」。本来ハリがあるはずの筋肉が、運動不足や加齢によって弱り、たるんでしまう。二つめが「脂肪たるみ」。脂肪がつき、その重みがたるみにつながる。そして最後に「皮膚たるみ」。体の表面を覆う皮膚の構造が加齢などによって変化し、弾力が弱くなる。部位ごとにこれらの要因が絡み合った「複合たるみ」が私たちを悩ますたるみの正体だ。

月刊誌『日経ヘルス』が行ったアンケート調査によると、その人の体形や体の部位、年齢により、複合たるみの主因は異なることがわかる。まず、たるみが気になる部位1位のお尻。30代の前半という比較的若いときから変化する部位だ。BMI(体格指数)で調べると、やせていても太っていてもたるみやすい。これは、お尻のたるみの主因が「筋肉たるみ」だからだろう。一方、お腹まわりはBMIが高い(太っている)ほど気になるので「脂肪たるみ」がメインの要因と考えられる。

お尻、お腹、二の腕……
「体のたるみ」こんな人は危険信号!
□ 猫背だ
□ 運動はほとんどしていない
□ 1カ月に3kg以上など急激にやせた
□ 体脂肪率30%以上など、太り気味
□ 食事によるダイエットしかしていない
 猫背など姿勢が悪い、運動不足、食事を減らすダイエットをしている人は筋肉が弱ってたるみやすい状態。急激にやせると皮膚が余ってたるみに。特に40代以上は高リスク。一方、脂肪が多い人はその重みがたるみにつながるうえに、加齢で脂肪が減ると皮膚が余る。

逆にBMIが低い(やせている)ほどたるむのがほうれい線で、「皮膚たるみ」の要因が大きいようだ。

たるみ解消の第一歩は、今分析したようにたるみの要因を知ること。脂肪や筋肉が大きくかかわるなら改善の可能性が高い。

ほうれい線、あご、まぶた……
「顔のたるみ」こんな人は危険信号
□ 一日中パソコンに向かっている
□ タバコを吸っている
□ 睡眠時間が6時間未満
□ 不規則な生活をしている
□ 肉や魚など、たんぱく質をほとんどとらない
 表情を変える機会が少ないと、表情筋が弱ってたるむ原因に。喫煙は肌ストレスとなって老化を進め、睡眠不足や不規則な生活はホルモンのバランスを崩して皮膚の新陳代謝を阻害する。たんぱく質不足も皮膚の原料不足を招く。これらは直接皮膚がたるむ原因になる。
調査概要:2012年5月17日から6月4日までの19日間、『日経ヘルス』および『日経ウーマンオンライン』の読者を対象にウェブ上で調査を実施。参加者429人のうち女性回答者407人についてまとめ、BMI別などに分析。年齢、身長、体重の平均値はそれぞれ40.0歳、158.6cm、51.8kg。

体のたるみは筋肉が減るから、顔は皮膚がスカスカになり余る

体のたるみの一番の原因「筋肉」。皮膚と脂肪層の下にある筋肉は、しっかり使われないと20~25歳という早い段階から、徐々に衰え始めて「筋肉たるみ」に。「中でも衰えやすいのは"抗重力筋"と呼ばれる、重力に対抗して姿勢を維持するための筋肉」(整形外科医でスポーツドクターの中村格子さん)。この抗重力筋を使わないと"悪い姿勢"になり、さらに筋肉のたるみを早めることに。

筋肉の衰えがきっかけで引き起こされる第2のたるみが「脂肪たるみ」。動かさない部分には脂肪がたまりやすく、その重みでたるむことになる。

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~中身がゆるんで体がたるむ~

きっかけは「筋肉を使わない」こと。その結果、脂肪がつき、筋肉自体にハリがなくなる。

【脂肪たるみ】

ついた脂肪がたるむ、急なダイエットでもたるむ

お尻やお腹など、あまり動かさない部分に脂肪がつきやすい。このとき、1個1個の脂肪細胞が大きくなり、脂肪細胞を支えているコラーゲンなどでできた線維束が抑えきれなくなると、重みで脂肪層がたるむ。一方、ダイエットで短期間に急激に脂肪を減らしても、皮膚の新陳代謝が追いつかずに皮膚が余ってたるむ。減量は1カ月に1~2kgにとどめよう。

【筋肉たるみ】

引き上げ姿勢を保つ「抗重力筋」が衰える

弱って細く、ハリがなくなってくるのは、重力に対抗して姿勢を維持するために使われる「抗重力筋」。背骨に対して前側に多い内臓などの重みを支え、体の中心に重心を保つ役割を担うが、加齢とともに衰えがち。「姿勢や歩き方が悪い」という人は、20代のうちから既に抗重力筋が使われずに弱ってたるんでいる可能性が大。気をつけて。

抗重力筋は主に体の後ろ側にある
 抗重力筋は背骨を支える脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、広背筋(こうはいきん)、腹筋、お尻の大殿筋(だいでんきん)、太ももの大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、ふくらはぎの下腿三頭筋(かたいさんとうきん)など。背骨に対して後ろ側にあるものが比較的多い。

顔のたるみも、表情筋など、顔の筋肉の衰えが関わる点は体と同じだ。ただし、大きく影響するのは「皮膚たるみ」。

「30~40代以降、真皮のコラーゲンは急速に減る」と話すのは、近畿大学アンチエージングセンターの山田秀和副センター長。加齢により真皮を支えるコラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞の機能は低下する。するとコラーゲンが紫外線などによって破壊されても、新たに作り直されにくくなる。

さらに最近、頭蓋骨が加齢とともに縮むことが判明。これは骨が老化する結果で、「目のくぼみの眼窩(がんか)は数mm単位で垂れる」と湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科の山下理絵部長。皮膚が伸びているところに中身の頭蓋骨が小さくなってしまうので、さらに皮膚が余り、たるんでしまうのだ。このように、たるみのメカニズムを知ると、対策がおのずと見えてくる。次回は原因別のたるみ対策を解説する。

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~中身が縮み皮膚が余って顔がたるむ~

表情筋がたるんだり、骨が縮み、伸びた皮膚が余った結果、たるみが生じる。

【皮膚たるみ】

頭蓋骨が小さくなる

体の骨の密度が下がるのと同じように、頭蓋骨も加齢によって弱くなり、眼窩は外側が下がった形に。ほお骨も下がり、「下あごの骨が短くなって口元もつぶれる」(山田副センター長)。全体的に頭蓋骨自体が小さくなるのだ。加えて加齢で筋肉が減り、さらに脂肪も少なくなって、その分余った皮膚がたるんでしまう。

【皮膚たるみ】

弾力を保つ線維が減る

皮膚の真皮には構造を支えるコラーゲンと、そこに絡み合い弾力を保つエラスチンといった構造がある。年齢とともにこれらを作り出す線維芽細胞の働きが弱まり、古く劣化したコラーゲンは置き換わらないままになって、真皮はスカスカに。さらに閉経後はホルモンバランスの変化で表皮、真皮が薄くなり、皮膚の弾力が失われる。

【筋肉たるみ】

表情筋が動きにくくなる

表情筋など顔の筋肉は、体の筋肉に比べてもともと薄く弱い。普段、表情に乏しいなど、筋肉を使わないでいると衰えやすく、ハリがなくなる。悪い姿勢も要注意で、顔の筋肉を下方向に引き下げ、弱らせる一因に。顔の筋肉を使わないでいるとむくみやすく、それもたるみの原因に。筋肉を骨にとめる顔の靭帯は初期にはシワの起点となるが、徐々に伸びて顔全体のたるみの原因にもなる。

この人たちに聞きました

山下理絵さん
 湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長。アンチエイジング総合医療センターの「クリニーク・ラ・プラージュ葉山」抗加齢美容医学センター長も務める。「目の下など、皮膚が薄く、筋肉が薄く、脂肪が多い部分はたるみが出やすい」
山田秀和さん
 近畿大学アンチエージングセンター副センター長。近畿大学医学部奈良病院皮膚科教授。「皮膚がスカスカになる"皮膚粗しょう症"は、表皮や真皮だけでなく、真皮の血管の硬化、血液の粘性上昇など内的老化の影響も大きい」

(日経ヘルス 宇野真由子、構成/白澤淳子)

[日経ヘルス2012年8月号の記事を基に再構成]

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