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病名を突き止めろ、研修医が症例を推理

~総合診療医 ドクターG

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NIKKEI STYLE

『総合診療医 ドクターG』は、患者の訴えと様子をVTRにした再現ドラマをヒントに、どのような病気が疑われるかについて2年目の研修医たちが推理し、発表するという番組。「ドクターG」とは、番組内で彼らの指導役となる総合診療を担う医師のこと。なぜ研修医たちはそう思ったのか、判断に見落としや矛盾はないか……。ドクターGは自らの経験を語りながら、2回のカンファレンス(症例検討会)を経て正解に導く。

どの病院内でも行われているカンファレンスを、スタジオで展開するバラエティー番組として、2010年に放送がスタート。毎回1、2クール(3~6カ月)のペースで制作しており、現在は第5シーズンを放送中。「制作の行程一つひとつに時間がかかる番組なので、年間を通しての放送は難しい」と、制作総括の大門博也氏は明かす。

「ドクターはお忙しいので、声をかけるのは放送の半年前。実際に先生方が経験された症例を取り上げていますが、その症例を決めるだけでも3、4週間はかかります」(大門氏)。そこから再構成して再現ドラマを作るわけだが、患者は得てして典型的な症状だけではなく、その病気とは関係のないものも含めて、さまざまな不調を訴える。「当然、患者自身が気づいていない症状もあります。医学の教科書通りにはいかない部分を、どのようにドラマで見せるかに毎回苦心します」(大門氏)。

研修医には、ドクターGが誰であるか、どのような症例が出題されるかは収録日まで知らされない。「緊張して『眠れませんでした』と言う研修医さんも少なくない。なかには、栄養ドリンクを持参する人もいました(笑)」(大門氏)。

この番組の企画は、ドキュメンタリーを主軸とした制作会社・ホームルームの永井祐子プロデューサーの提案によるもの。臓器別に診療科が分かれている病院が多いなかで、「総合診療医」を取り上げたかった理由を、「問診と、シンプルな身体診察だけで、極端に言うと、どんな病気でも病名にたどりつける。また、救急救命医や、家庭医と言われる地元の診療所のドクターがやっていることも総合診療です。ドクターが目の前の患者に尽くす、そのスキルを丁寧に見せたかった」と広瀬凉二氏(ホームルーム代表)は語る。

番組の本質は正解するだけではない

一度、カンファレンス前の1回目の解答で、3人の研修医全員が正解を出した回があった。だが、ドクターGは全く動じることなく、そのときに説明のつかなかった一つの要素を問い続けた。「一瞬、"あ~、まずい"と思いましたが、先生は最後まで見事に面白くカンファレンスを展開してくださって。ただ病名を当てるのが番組の本質ではない、相手は生身の人間なんだということがよく伝わった回でした」(広瀬氏)。

ドクターGと研修医とのやり取りは、専門領域のため、一般的には難しい内容を含んでいる。そこで大きな役割を果たしているのが、司会の浅草キッドだ。

「水道橋博士さんは、この番組を始めて1年目に髄膜炎を患ったこともあり、専門的な内容にも興味を持ってくれます。玉ちゃんは不摂生で、病気予備軍。お酒の飲みすぎなどリスクファクターを言われると、いつもドキッとされている。自分の身に照らして見聞きしてくれ、研修医とドクターG、ゲストの間をうまくつないでくれます」(大門氏)

問診と身体観察で知り得た事実だけで構成された番組。こんなにもシビアな内容でありながら、最後に3人の研修医が病名を斉唱できたとき、謎解きと同じような達成感を一緒に味わえる。

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2014年6月号の記事を基に再構成]

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