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東京ふしぎ探検隊

地下鉄アナウンスの秘密 女性の声は荻窪行き 東京ふしぎ探検隊(5)

2011/7/1

駅のアナウンスなど音のサインには隠れた秘密がいっぱい(写真は京急線品川駅)

駅のホームに向かう階段の途中で、電車がやってくる音が聞こえてきた。自分が乗る電車かわからず、焦って駆け下りた――。こんなとき、電車の行き先がすぐにわかると便利だ。実は、大半の鉄道会社は行き先ごとにアナウンスする声の性別を分けている。さまざまな意味がある駅や道路の誘導音。知っていると役に立つ、音のサインについて調べてみた。

■東京メトロは若い番線が女性

東京メトロの大手町駅で、ホームに流れる案内放送に耳を傾けた。

「まもなく、5番線に電車が参ります」。千代田線のホームで聞こえてきたのは、女性の声。向かい合った隣の6番線には男性の声が流れている。念のため丸ノ内線と東西線でも聞いてみたが、どちらも若い番線が女性の声だった。

どうしてアナウンスの性別を分けているのか。東京メトロに尋ねると、「視覚障害者の方が間違えないように、声で誘導しています」。確かに、2つの線路に挟まれるようにホームがある「島式」と呼ぶ駅の場合、声の性別で行き先が区別できればわかりやすい。特に上下線ともに電車がきたときは、声が同性だとかぶってしまうこともある。若い番線が女性の声、ということは、例えば丸ノ内線だと荻窪行きが女性で池袋行きが男性、ということになる。ただし半蔵門線だけは例外で、若い番線が男性となる。

では都営地下鉄はどうなのか。路線により違うという。浅草線と三田線は1番線が女性で2番線が男性。大江戸線と新宿線は逆に1番線が男性で2番線が女性、となる。どうやら、鉄道会社によってそれぞれの法則があるようだ。そこで探検隊は東京を走る鉄道各社に片っ端から電話をかけて、駅の構内放送についての質問をぶつけてみた。

結果は表の通り。大半の会社がなんらかの形で男女の声を使い分けていた。「聞き間違いを防ぐため」(東急電鉄)、「すべての利用者にとってわかりやすい」(小田急電鉄)など、各社とも声の使い分けが効果的と考えている。ただ、分け方は各社まちまち。ホームの構造によっては分けていない駅も一部にはある。いつも使う駅がどうなっているか、一度確かめておきたい。

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