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日経マネー 特集セレクト

日本株で勝った個人投資家4人の得意技

2013/6/5

日経マネー 特集セレクト

「日経マネー」誌が実施したアンケート調査の結果、2012年11月からの3カ月間で運用成績が優れていた勝ち組投資家は、日本株に多額を投資する傾向があることがわかりました。アンケート調査について解説した前回の記事(「アベノミクスで勝つ個人投資家はここが違う」)に続いて、今回は勝ち組投資家4人の実態について解説します。4月上旬の取材からは、それぞれの「得意技」や株取引に対する考え方の違いが明らかになりました。

[分散投資]端株含め2000銘柄を効率運用

配当と優待に注目して高利回り銘柄を増やしていった結果、1人で2000銘柄以上を保有──。資産を3年間で倍増させた「こりら」さん(仮名・20代)の投資手法は、まるで1人で「投資信託」を作っているかのようだ。

こりらさんの日本株ポートフォリオは株主優待銘柄が中心で、単元株で約50銘柄。しかしこれ以外に、端株で2000銘柄以上を保有している。これは以前に、自分の資金が少額しかなく、端株の売買手数料が安かった時期の名残だが、「値上がりしても、必ず1株は売らずに残している。そのほうが分散投資になる」という。

外国株投資を拡大中

こりらさんの投資の主目的は、配当や株主優待による収益を得ることだ。独自のスクリーニング基準により、配当と優待を合わせた利回りが5%以上の割安株に目を付け、じっくりと狙い、過去1年間の底値に近いところで仕込む。

こりらさんが割安株をスクリーニングするときのチェックポイント
狙った銘柄は、なるべく過去1年の安値付近で買う。単元株は基本的に株主優待のある銘柄

現在のポートフォリオを構成する銘柄を取得した時の配当+優待利回りの平均は7.2%。この収入を獲得し続けるのが目的なので、含み益が大きくなっている今でも基本的には放置している。売却するのは、優待が廃止になったときか、2期以上連続で赤字になるなど財務が悪化したときくらいだ。

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