乾電池・エボルタを動力としたロボットが、東京から京都までの500kmを、1日1回充電しながら走るというもの。走破までの61日間を完全生放送した

Ustream Asiaの中川具隆社長は、「テレビにはない“ゆるさ”がユーストリームの魅力」と語る。

例えば、パナソニックが充電式電池をPRするために制作した番組『東海道五十三次チャレンジ』は、充電式電池を動力としたロボットが、東京から京都まで500kmの道のりを、ひたすら走り続けるという内容。走破までの61日間、その姿を完全生放送し、視聴者数がどんどんと増えていったという。

「テレビは24時間の決められた枠の中で勝負しなければならないので、おいしいところをつまんでいく多様性のメディア。これに対してユーストリームは編成を気にする必要がなく、チャンネルも無限。ひとつの話題をいくらでも掘り下げることができる」(中川氏)。

ヒロインを演じる桜庭ななみに密着した映像を配信。完成披露試写会での初日舞台挨拶も生中継した

映画『最後の忠臣蔵』の公式チャンネルでは、映画の公開に先駆けてヒロインの桜庭ななみに密着。オーディション風景から、発声練習まで、役作りに奮起する姿を追い、完成披露試写会の様子を生放送した。同様に、ドラマ『クローンベイビー』は、役者のオーディションから衣装合わせ、顔合わせ、撮影現場への潜入と定期的にドラマの制作過程を生放送。時間の制約がないユーストリームを使って、制作過程や舞台裏を見せることは、ますます増えそうだ。

レギュラー番組も増加

ルミネtheよしもとの楽屋から、毎日配信。その日の前説芸人が登場して、インフォメーションをする。12時15分ほか
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・スマイレージによるレギュラー番組。毎週木曜日20時

オリジナルのコンテンツを定期的に放送する動きも加速中。代表的なレギュラープログラムには映像作家の宇川直宏氏がプロデュースし、金・土を除いた毎晩番組を放送している『DOMMUNE』がある。ほかにも、スマイレージの『生スマ!ハッシュドポテトは#smileage』や、大宮エリーによるトーク番組『スナックエリー』などが毎週時間を決めて放送している。ただ、いずれも内容は作り込みすぎずに、視聴者からのコメント内容やその時の状況に合わせて番組を展開。放送開始時間に出演者が全員そろわなかったり、サプライズゲストが来たりするなど、予定外のできごとが起こりやすく、それが視聴者を盛り上げる一因にもなっている。

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