辛酸なめ子が選ぶ! ウーマン・オブ・ザ戦国・幕末大賞はあの三姉妹の母

 戦国時代・幕末の主役は男性だけではありません。己の美貌や才覚で歴史を動かす女性も数多くいたのです。人間観察の達人・辛酸なめ子さんが注目する、動乱の世を駆け抜けた女性たちを、様々な視点から取り上げます。題して「ウーマン・オブ・ザ戦国・幕末」!

戦国・幕末ウーマン大賞

【お市の方】(浅井長政・柴田勝家の妻、織田信長の妹)

(c)近現代PL/アフロ

武将たちの憧れの的だった戦国一の美女

戦国一の美貌で、武将たちが憧れる最高の貴婦人だったとされる。浅井長政に嫁ぎ1男3女をもうけるも、浅井家が実家(信長)に滅ぼされる悲劇に遭う。その後、再婚した柴田勝家も豊臣秀吉との戦に敗れ、夫と末路を共にした。

長女の茶々(後の淀君)は秀吉の側室となり、母の敵(かたき)・秀吉が築いた豊臣家の命運を左右することに。また2011年の大河ドラマの主人公として注目を集めている三女の江は2代将軍・徳川秀忠の正室となり、3代将軍家光を生んだ。結果としてお市は将軍の祖母となり、浅井と織田の血が徳川家に残ることになった。

戦国・幕末ウーマン大賞の授賞ポイント/まず「戦国武将の憧れの的」だったというのがすごい。その上、女の子を3人とも一流の武将に嫁ぐ美人に生んだというのが、母として素晴らしい働きです。子どもを4人生むということはしっかり恋愛をしていた感もあり、悲劇のヒロインとはいえ、女性の生き方としてパーフェクトですね。
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