がん、心疾患、脳疾患……男の病はいくらかかる?日経ヘルス・フォーメン

家のローンや教育費など、まだまだ大きな出費が待ち受ける40~50代。もし、自分が今「がん」のような大きな病気になってしまったら……。考えたくないが、病気はいつやってくるかわからない。だからこそ、気になる医療費について、今のうちに知っておきたい。
病名平均医療費その他
胃がん約104万円がんの罹患率は第1位
肺がん約81万円がんの死亡数は第1位
直腸がん約96万円がんの罹患率は第2位
急性心筋梗塞約200万円心疾患の死亡率は第1位
脳梗塞約140万円脳卒中の死亡率1位
脳出血約214万円脳卒中の死亡率2位
糖尿病約59万円50代男性の約3割が有病

平均医療費は全日本病院協会2011年1~3月調査。1万円以下を四捨五入

40~50代男性が気になる大きな病気の医療費は高額だ。病気の発症、検査、治療、入退院までで、例えば「脳出血」は約214万円、「胃がん」も100万円を超える。

だが、実際にはこんなに払う必要がないことをご存じだろうか? 日本の医療制度では、病院の窓口で払う費用は、保険適用される診療に対する医療総額の3割負担(70歳未満の場合)。さらに「高額療養費制度」といって、ひと月の医療費の自己負担金が一定額を超えた場合、超えた部分の金額が支給されるのだ。もちろん、病気の後遺症や寝たきり状態での治療も対象になる。

 

例えばひと月に100万円の医療費がかかった場合。ひとまず3割の30万円を窓口で払うが、その後加入している公的保険(健保組合など)に申請すれば、自己負担額は最高で8万7430円。先の30万円との差額が戻ってくる(所得区分が「一般」の場合。「上位所得者」の負担額上限は異なる。以下の計算式参照)。しかも直近12カ月間で3回の支給を受けると、4回目以降はさらに引き下げられる。また、医療費が高額になりそうなときは、事前に「限度額適用認定証」を病院に提示してから診療を受ければ、還付請求が不要で、窓口では最初から限度額の支払いで済む。

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