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キャリア

長期間の育休はキャリアの妨げになる

2013/8/29

20代、30代は仕事に没頭するケースが多い男性と違い、女性は常にキャリアについて考える必要に迫られています。出産・育児とキャリアの関わりについて、リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫さんに聞きました。

未来の女性の働き方を考える上で、非常に重要なのが出産や育児と仕事との両立を国や企業がどうサポートするかということです。

キャリアの問題というと、男性の場合は、“セカンドキャリア”など引退後のキャリアのあり方を模索するような話になりがちです。男性の場合は、新卒で入社後20代、30代は文字通り仕事に没頭する時期。そこで、「仕事とは?」「キャリアとは?」と改めて振り返ることは少ないし、その必要もないわけです。

ところが女性は違います。「産むか産まないか」「産むとしたら、いつ産むのか」は自身のキャリアを考える上で、非常に重要なトピックになってきます。その意味で、キャリアについて考えることを常に突きつけられているのが20代、30代の女性なのです。

男女雇用機会均等法が施行されたのは1986年ですから、今から30年近く前のことです。10年ほど前からは企業の新卒採用数も男女ほぼ同数になってきて、女性の管理職も増えつつあります。

ところが、出産後の女性のキャリアの問題に関して、辛口に言えば、国も企業も施策が空回りしているのが現状です。実際、いまだに出産前に仕事をしていた女性の約6割が第一子出産とともに退職しており、この割合はこの20年間でほとんど変わっていません。

実は「自分のキャリアを切り拓く」ということと、「育児環境を整える」ことは、矛盾しています。

日本は女性の育児環境を整えようとするあまり、育児休業の時間を長く取ろうとする傾向がありますが、実は育児休業を長く取ろうとすればするほど仕事へのテンションが下がり、仕事のスキルのキャッチアップにも時間がかかり復帰がしづらくなるという事実があります。女性の成長が止まってしまうのです。

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