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就活生は知っておきたい iPhoneで撮る証明写真

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NIKKEI STYLE

12月1日、就職活動が解禁となり、2015年卒業予定者の「シューカツ」がいよいよ本格化する。就職活動に必須なのが履歴書に貼る証明写真だ。学業のさなか企業情報を収集する就活生は、証明写真を撮影する時間が確保できず、急に写真が必要となり困る局面もあるのではないか。そこで今回は、iPhoneだけで証明写真が撮影できないか、チャレンジしてみた。

白画用紙で即席の背景

証明写真で重要なのは背景だ。黒めの背景の場合、顔が埋もれてしまい全体の雰囲気が暗くなるし、ブラインドなど縦や横の線を形成する背景は画面が煩雑となってしまうため、白かグレーのシンプルな背景がベストだ。屋内なら、大きめの窓があり外光の差し込む明るい部屋が最も適しているだろう。

ただ今回は急に証明写真が必要になったという設定のため、必ずしも撮影に都合の良い時間帯や環境であるとは限らない。そこで、「外光が差し込まず」「背景に適した壁がない」自宅の部屋を想定したシビアな条件下での撮影にチャレンジしてみた。

まず適した背景がない部屋の場合、白い画用紙などを背景に貼り付けてしまおう。証明写真で写すのは顔を中心にせいぜい胸の上まで。大きめの画用紙を一枚後ろに貼るだけで十分なことが多い。また、イスに座った膝の上に白画用紙や白いハンカチなどを置くとレフ板(反射板)替わりになり、顔を明るく撮影することができる。

斜め上から照らし「キャッチライト」効果

いよいよ撮影だが、屋内で撮影する場合、光量がどうしても不足しがちだ。そこで手近にある電気スタンドなどの光を「照明」として活用してみよう。今回は千円台の電気スタンド、クリップ型の発光ダイオード(LED)ランプの2灯を用意して撮影してみた。

基本的なライティングのポイントは「不自然な陰影を付けないこと」。被写体の左右斜め上から照らすのがコツだ。またこの方法だと、瞳の中にライトの適度な光が映り込み生き生きとした輝きのある表情を演出できる「キャッチライト」という効果も期待できる。被写体の目と同じ高さにiPhoneを構えて撮影しよう。

証明写真加工サイトを利用

さて、撮影した写真は、証明写真に適した画角(4×3センチなど)に加工する必要があるが、フォトショップなどの専用ソフトを使用せずにウェブ経由で加工できる便利サイトがある。

ウェブエンジニアの鳥本翔太さんが開発した「FreeDPE」というウェブサイトで、スマホにも対応している。

サイトではiPhone内に保存されている画像を選択すると、サイズ調整やトリミングなどができ、L版プリントに最適化されたサイズの画像が生成されて、iPhone内に保存することができる。

コンビニで30円プリント

印刷にはコンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機のネットプリントサービスを利用しよう。例えばセブンイレブンの場合、iPhone専用アプリ「ネットプリント」(無料)を使って、保存画像を送信することができる。

使い方は簡単で、アプリ内の「写真かんたんプリント」からiPhone内の保存画像を選択するだけ。あとはコピー機が設置されたセブンイレブンの店舗に行き、予約番号を打ち込めばOK。写真は、およそ1~2分で、フォト専用用紙にプリントされて出てくる。

この方法で印刷した場合、証明写真に費やすコストはプリント代のみのわずか30円だ。ローソンなど他のコンビニでも同様のサービスを提供している。

もちろん、家庭用プリンターでも出力は可能だが、ある程度の厚みがあるフォト専用用紙でないと見栄えがしないので、コンビニを利用するのが無難だろう。

安い・便利・早い けれど……

こうして数々の工夫を重ね、わずか30円で完成した「iPhone証明写真」の出来栄えは「まずまず」といったところ。iPhoneの標準カメラは広角レンズで顔がゆがみがちになることもあり、望遠レンズや大光量フラッシュなど豊富な機材を駆使した写真館での撮影のクオリティーには、あと一歩足りない。

そもそも、カメラマンが「写真師」とよばれた職人集団だった時代、証明写真や家族写真は、自分が住む町の写真館で撮影してもらうのがごく当たり前だった。だがカメラのデジタル化の波とともに、写真は誰でも撮影できる手軽なものとなり、町の写真館は徐々に姿を消しつつある。これも技術革新のあだ花かとも思うが、同業者としてはなんとなく寂しい。

そんなこともあり、今回のiPhone撮影塾の「iPhone証明写真術」は、あくまで「緊急時の対応策」として紹介するにとどめさせていただいた。ハイクオリティーな写真については、就活を勝ち抜いた数多くの先輩を送り出してきた町の写真館の「写真師」たちによる証明写真撮影をおすすめしたい。 頑張れ就活生!

(写真部 小林健・寺沢将幸)

 米アップルのスマホ「iPhone5」のカメラ機能は8メガピクセル。この画素数は2004年のアテネ五輪で世界中のプロカメラマンが使用した当時の最新型一眼レフとほぼ同じ。ならば報道カメラマンの経験と技術でiPhoneは取材現場でも使えるのでは――。そんな発想で始めた企画「iPhone×Press Photo」。日経写真部のカメラマン2人が一眼レフの代わりにiPhoneを手に現場を巡り、関連機材やアプリケーションを使いながら新たな写真表現を探る。日経写真部は公式ツイッター@nikkeiphotoで【iPhonegraph】としてiPhone写真を掲載。「iPhone×Press Photo」では野球編、ラグビー編などiPhoneで撮影した写真特集を連載中。

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