今年も注意「史上初・4年連続暑い夏」 備えは今から気象予報士 伊藤みゆき

気象庁から6月~8月の3カ月予報が発表になりました。

北日本・東日本・西日本の気温は、「平年並み」と「高い」確率を合わせると80%! 九州から北海道まで、この夏も暑くなりそうです。

日本から遠く離れているインド洋や太平洋西部にかけての対流活動が活発になる(雨が多くなる)と予想されています。こうなると梅雨明け以降、日本付近の太平洋高気圧が強まって、晴れて暑い日が続く…というシナリオが描けるのです。

 「北日本・東日本・西日本すべてで暑い夏」は昨年まで3年連続続いていましたが、これは統計史上初めてのことでした。それまでは、九州から北海道までのすべての地域で、3夏続けて気温が平年を上回ることはなかったのです。「今年も」となると4年連続…。記録をさらに更新してしまいそうです。

6~8月の気温予想。九州から北海道まで「平年並み」と「高い」を足すと80%になる。「平年より低くなる(冷夏)」確率は20%しかない。気象庁HPより

先が思いやられますが、暑い夏に備えるなら今! です。先手を打っておきましょう。

キーワードは「暑熱順化(しょねつじゅんか=身体が次第に暑さに慣れること)」です。

じっとしていれば汗をかくことがない今のうちに、身体を動かして汗をかく習慣をつけておくと、2週間程度で暑さに適応しやすくなるといわれています。まず汗をかく自律神経の反応が早くなって体温上昇を防ぐのが上手になり、日が経つにつれて、汗に無駄な塩分を出さないようにするホルモンが出て、「筋肉のこむら返り」など熱中症の症状を防いでくれるようになります。今から始めれば6月の半ばまでには暑さに強い身体の基礎が作れるでしょう。