今年も注意「史上初・4年連続暑い夏」 備えは今から気象予報士 伊藤みゆき

6月半ばというと、梅雨入りの時期です。

今年はすでに沖縄から関東甲信まで梅雨に入りました。そのほかの地域の梅雨入り平年日は、北陸と東北南部が6月12日、東北北部が6月14日となっています。

3カ月予報によると、西日本や東日本では梅雨前線の活動が活発になり「雨の多い梅雨」になると予想されています。

6月の降水量の予想
5月23日までの降水量の平年差。関東甲信越から九州の降水量は平年並みか多いと予想される。ここ1カ月は平年より降水量が少ない傾向。梅雨の大雨は気がかりだが、少雨を解消するまとまった雨は欲しいところ。(気象庁HPより)

 曇りや雨の日が多くなる分、「梅雨の晴れ間」も熱中症に注意が必要です。実は、「命の危険にさらされるような重篤な熱中症」で病院に搬送される人数は、梅雨の期間中や梅雨明け直後に多いのです。暑さに身体が慣れていないのが大きな理由です。

特に、今季のように梅雨前線の活動が活発になると予想される場合は、それだけ「暖かく湿った空気が日本付近に流れ込みやすい」ということで、晴れれば猛烈な暑さに見舞われる恐れがあります。例えば、2005年の東京は、梅雨真っただ中の6月28日に年間の最高気温(36.2度)を記録しています。

今年は梅雨の晴れ間の暑さも手ごわそうなので、余計に早めの「暑熱順化」が必要になってきます。

すでに真夏日になる地点も増えてきているため、梅雨入り前でも昼間の暑さには用心しなければなりません。日々の天気予報やご自身の体調をみながら運動するようになさってください。

参考にしたいのが、5月29日に発表された「高温注意情報」です。

この情報で「35度以上(地域によって33度・31度)まで上がる都道府県」や「30度以上の時間帯」を知ることができます。

まだ暑さが本格的ではない時間帯を選んで身体を動かし、来たる「暑い夏」を乗り切る準備をしておきましょう。今のうちに行きや帰りの電車やバスを1駅分歩いてみるというのも効果的かもしれませんね。

伊藤みゆき
気象予報士。証券会社社員を経て、気象予報士に。日本テレビ衛星「NNN24」の初代気象キャスターに合格。現在はNHKラジオ第一「ラジオあさいちばん」気象キャスター。 光文社の雑誌『STORY』などで連載を持つなど、幅広く活動中。


[nikkei WOMAN Online 2013年5月24日付記事を基に再構成]

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