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前回、社内いじめに対しては、問題解決に向けて「取り組む」だけでなく、ときには「気をまぎらわす」ことも大切だと言いました、この点、いまだ男社会の日本にあっては組織人の先達である男性に学ぶところが少なくありません。"帰りがけの赤ちょうちん"をはじめ、男性ビジネスパーソンには父から息子へ、先輩から後輩へ、営々と受け継がれたストレス解消のノウハウがあるからです

働き女子は"ウブ"である!?

一方、女性たちが「男性並み」に仕事をするようになったのは、男女雇用機会均等法が改正された1999年以降で、かれこれまだ10年あまりの歴史しかないのです。

先日、16万人を対象にしたとある民間調査で「職場のストレスは若い女性ほど多い」という結果が発表されましたが、女たちは、男性が獲得したストレスに対するインフラなしに社会に放り込まれているのですから、トラブルをまともにかぶってダメージを受けてしまうのは、ある意味必然だと思います。

仕事の後に立ち飲み屋に繰り出したりと、「女子のオヤジ化」は進んでいるようですが、女子たちがそこで話題にしているのは、主として仕事や恋愛、結婚などの悩みごと。オヤジ的シチュエーションに身を置いてもなお、働き女子はなにごとにも真面目で、男たちのようにはうまくガス抜きできません。サラリーマンとして、女子たちはまだウブなのですね。

基本的にサラリーマンは「人間関係の中で生きる」ことが仕事です。人間関係の問題がすっきり解決することはまずないと覚悟したほうがいいでしょう。ストレスとうまくつきあいながら、だましだましやっていくためには、同年代の女同士でつるむばかりではなく、年長の女性と話す機会を意識的に作ることもおすすめします。彼女たちは、男社会を今まで生き延びてきたわけですから、若い世代が学ぶべきノウハウを少なからず持っているはずだからです。

サラリーマンの「心得」と「備え」

では、そのノウハウとはどんなことでしょうか。

まず、サラリーマンに「目立つこと」は禁物です。社内いじめに遭ってしまったときは、「私ってヘンに目立っていなかった?」と振り返ってみましょう。もしかして思い当たるフシがあるかもしれません。現実の社会では「職場で輝く!」なんていうことは、残念ながらもってのほかなのです。

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