大混戦を勝ち抜くのはどこだテレビ新番組 秋の陣(1)日経エンタテインメント!

アナログ放送終了まで1年を切り、激動のまっただ中にあるテレビ界。2010年最後の3カ月を締めくくる秋のテレビ改編は、今後を占う意味でも重要なポイントになりそう。徹底取材から見えてきたキーワードをもとに、今後のテレビ界の動向を分析した。
テレビ朝日は今期も高視聴率が期待される水曜21時~『相棒 season 9』(写真)などの連ドラのほか、週末の強化にも力を入れる

視聴率低迷、デジタル放送への移行などで激動のテレビ界。春同様に大きな動きがある秋改編において、各局の傾向から見えたポイントは、3つある。

まずは新枠投入で生じた“激戦枠”の増加。フジテレビとTBSはドラマとバラエティーの新枠設置で週末に2度、火花を散らしている。

第2にバラエティー番組の新潮流。フジの「ネタ見せ番組」が終了したことで、お笑いブームが一段落した。各局は新たなブームを模索中だ。

3つ目は連ドラ。今期はコンビものとチームものが盛況。恋愛ドラマでは、現実離れした“非日常”恋愛が新たな主流となっている。

大幅改編で局イメージを確立

GP帯(ゴールデンタイム・プライムタイム=19~23時)で30%以上の大きな改編を行ったのは、TBS、フジ、テレビ東京(以下テレ東)の3局。TBSは春改編で大改革を断行し、今回もドラマから変更する土曜20時枠など、GP帯に5本の新バラエティーをスタート。「王道のバラエティーで局のイメージを確立する狙い。時代に合った番組を育てて5年後、10年後の財産にしたい」(TBS編成制作局編成部長・田代秀樹氏)。

フジの目玉は、日曜21時の新設ドラマ枠「ドラマチック・サンデー」。長年の歴史を誇るTBS「日曜劇場」とのガチンコ勝負に注目だ。バラエティーではお笑いブームを加速した『爆笑レッドカーペット』『爆笑レッドシアター』が終了。新たに『G★ウォーズ』『(株)世界衝撃映像社』の2本がスタートした。

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