端末・サービス続々 電子書籍、そのメリットを再確認ゼロから始める「電子書籍」完全ガイド(1)

このように電子書籍は、紙の書籍よりいろいろな面で取り扱いやすい。もちろん、写真集や画集などでは、精緻に印刷された書籍の方が美しいだろう。品ぞろえの幅広さという点でも、まだまだ紙の書籍の方が上だ。しかし、今や一般の小説や実用書などであれば、電子書籍を利用した方が便利なことは間違いない。

電子書籍を購入する「サービス」を選ぶ

では、実際に電子書籍を利用するにはどうすればよいのだろうか。大まかな手順は、図4の通りだ。

図4 電子書籍を読むための基本的な流れを示した。ネットの販売サイトから購入し、データをダウンロードして読むという流れだ

電子書籍を提供するサービスは、多数ある。まずは、その中から自分が気に入ったサー

ビスを選んで会員登録する。それぞれが開設している販売サイトには購入可能な電子書籍のタイトルが並んでいるので、欲しいものを選んで購入する。サービスによっては一部の書籍で、数ページ分だけを無料で閲覧できる「立ち読み」機能などを提供しているので、購入前の参考にしよう。

次に、購入した電子書籍のデータを、自分が利用しているタブレットなどの機器にダウンロードする。サービスによっては、購入後のダウンロード可能期間が限られていることもあるので注意しよう。なお一部のサービスでは、ダウンロードではなく、ストリーミングという方法を使って提供しているものもある(図5)。

図5 電子書籍はダウンロードして読む以外に、ストリーミング配信で読む方式もある。ストリーミング配信の場合は、読書中もネットに接続しておく必要がある

ダウンロードとは、電子書籍のデータを利用する機器の中に保存してから読む方法。一方のストリーミングは、リアルタイムでページのデータを配信する方法だ。

ダウンロード方式の場合は、ダウンロードの終了を待つ必要があり、いったんダウンロードすればネットに接続しなくとも読書は可能だ。ストリーミング方式の場合は、即座に読み始められるが、必ずネットに接続しておく必要がある。

電子書籍サービスの中には、最初にストリーミングで配信することですぐに読めるようにし、読んでいる背後でダウンロードも実行するなどの工夫をしているケースもある。

次回は、パソコンやタブレット、スマートフォンなど、電子書籍を読むための端末と対応するサービスについて解説する。

(フリーライター 田中雄二)

[日経パソコン 2013年10月14日号の記事を基に再構成]

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