端末・サービス続々 電子書籍、そのメリットを再確認ゼロから始める「電子書籍」完全ガイド(1)

紙にはない、電子書籍ならではの大きなメリット

このようにして作成した電子書籍は、紙の書籍と比べて多くのメリットがある(図3)。

一番のメリットは、保管場所を気にしなくてよいこと。紙の書籍の場合は、冊数が増えると保管場所を確保するのが大変になる。既に読んでしまった書籍だとしても、いつか必要になるかもしれないと、捨てづらい人も多いだろう。

図3 電子書籍は、紙の書籍に比べて、取り扱いやすいなど多くのメリットがある。画集などのように画質や質感を重視したり、特殊な装丁を施したりする書籍を除けば、大抵は電子書籍がお薦めだ

その点、デジタルデータの電子書籍なら、メモリーカードやハードディスク、クラウドなどに保存できるので、紙の書籍のような保管場所は必要ない。

同じ理由で、紙の書籍は持ち歩くのも大変だ。旅行先で読もうと思っても、本は案外重いので、持ち歩けるのは数冊が限度だろう。しかし電子書籍なら、スマートフォンやタブレットに何冊もの書籍データを入れて持ち歩ける。好きな本を好きな場所で、たっぷり読めるようになる。

購入のしやすさも、電子書籍の大きなメリットだ。紙の書籍は、近くに書店がない場合、購入が面倒。ネット通販という手もあるが、手元に届くまで日数がかかる。

その点、電子書籍ならネットの販売サイトで24時間いつでも購入でき、購入直後から読むことができる。思い立ったときに、すぐに入手可能なわけだ。

文字サイズの拡大ができることも、デジタルデータの電子書籍ならではのメリット。中高年になると、小さい文字が読みづらくなることが多い。紙の書籍では老眼鏡や拡大鏡を用いたり、あえて文字サイズの大きな判型を選んだりする必要がある。しかし、電子書籍なら拡大表示も自由自在。読みやすい大きさの文字サイズで表示できる。

文字の拡大以外に、例えばどこまで読んだかを自動的に記録するしおり機能や、分からない単語を辞書検索して意味を表示する機能を利用できるものも多い。

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